美しい女、諸星万里江(三浦理恵子)が左文字事務所にやってきた。そのまっすぐ見つめる美しい瞳に左文字進(水谷豊)は、思わずどぎまぎしてしまう。「美人ねぇ」、と訝しげに覗いているのは、左文字探偵事務所で働く、小日向霧子(山村紅葉)と麻生史子(戸田恵子)。万里江の相談は、夫の諸星一馬(小木茂光)が何で稼いでいるのか実態が見えないので、もしかしたら黒い世界とつながっているのかと不安になり、身辺を調査して欲しいと言うのでる。左文字の前には、初期費用として提示された200万円が。怪しいと思いながらも、左文字はその仕事を受けてしまう。その時、部屋の外で、悲鳴が起こる。事務所から飛び出した一同は、エレベータの中で男が死んでいるのを発見する。口の臭いを嗅ぐと、アーモンド臭がするところから、どうやら青酸カリでの窒息死らしい。早速やってきたのは、警視庁の矢部警部(布...
あの只野仁が過激に復活!昼はさえない窓際係長、だが夜は無敵のスーパーヒーロー……。2003年にスタートした高橋克典主演のドラマ『特命係長 只野仁』は勧善懲悪のストーリー、荒唐無稽なアイデア、痛快なアクション、そしてセクシーなお色気で人気を博し、瞬く間に人気シリーズとなった。
その後も常に変わりゆく世の中の流れを鋭く切り取りながら、スペシャルドラマや劇場版を経てシーズン4まで制作。2012年に「ファイナル」と銘打ち、いったん幕を下ろしたが、2017年、主演の高橋克典はもちろん、新キャストを加えインターネットテレビ局AbemaTVで約5年ぶりに復活をはたす。
規制、自粛、コンプライアンス、ネット社会……たった1つのミスさえ許されない、見えない鎖に縛られた現代社会。誰もが息苦しさを感じつつも、そこから逃れられない、まるで奴隷のような現代人。私たちを縛りつ...
あの橋田壽賀子ドラマの代表作が水曜劇場に登場!
姑に苦しめられる主婦を瀬戸朝香、日本一イヤな姑を泉ピン子が演じる!!
─1976年にNHKの銀河テレビ小説で放送されていた『となりの芝生』が、現代に蘇る。
この作品のテーマは普遍の「嫁姑問題」。高平家の次男の嫁として、平凡に暮らしていた主婦高平知子が、姑志乃との同居によって、見る人を戦慄とさせるほどにイビられる姿は、当時大反響を呼んだ。33年前の作品では、その嫁を山本陽子が、姑を沢村貞子が演じ、視聴者から嫁に同情の声が集まり社会現象となった話題作だ。
─今だからこそ、「同居」というテーマを!
結婚に際して「親とは同居しません」と、約束する方も多い今日このごろ。
しかし、本当に同居をしないという約束は守られるのだろうか?
ある日突然、親が病気になる。はたまた夫と死別してしまった母に、一人で暮らせと本当...
東京から四国に向かうフェリーで故郷「藤ノ川村」に新婚旅行中の稲田(宮川一朗太)が転落事故で行方不明に。稲田の妻萌子(三浦理恵子)はこの事故で1億8千万円もの保険金を手に入れた。2年後、同じ「藤ノ川村」出身の当山(石井英明)が都内のマンションで転落死した。
二つの事件を不審に感じた一等航海士の堀ノ内(田中実)は、友人で名探偵の異名を取る浅見光彦(沢村一樹)に事件調査を依頼する。
「藤ノ川村」に向かった光彦は、平家落人の血を引く女性稲田佐和(黒川智花)と出会う。佐和は2年前に転落死した稲田の姪だった。浅見は佐和とともに事件の真相に迫っていく。
しかし、2人を待ち受けていたのは、悲しくも切ない運命だった。
当山、稲田、萌子という3人の関係、新たな殺人事件、そして光彦と佐和の恋……
謎が謎を呼ぶ、その結末は……?
ひとこと
〔沢村一樹さんのコメント〕
僕...
新米刑事の明は、老舗和菓子店の入り婿。妻理世子の母和枝から、ことあるごとに四代目を継げと言われ家では肩身が狭い。ある日、クラブのママ恭子が自宅マンションで刺殺される。解剖の結果、胃の中にアンコと餅とゴマが残っており、明は犯人が和菓子を手土産にしたと推測。そんな中、恭子と金銭がらみで揉めていたという安田とホステス雪絵の証言から、茶道の若宗匠大山が捜査線上に浮かぶ。そんな中、警察署のホームページに「安田が恭子殺しの犯人だという証拠を持っている。安田は口封じのために自分を殺そうとしている」というメールが届いた。明と渡良瀬刑事が現場に駆けつけるとホステス美紀は殺害されていた。さらに、安田の居場所を突き止めるが、遺書を残して死亡していた。恭子の殺害されたマンションに戻り、改めて捜査を始めた明は和菓子に使われていた団子串を発見する。この団子は恭子殺害...
旗本と町奴の対立を紀伊国屋文左衛門と共に手打ちさせた御老公は、八兵衛や風車の弥七の娘お梅と再会する。すっかり年頃になったお梅が見初めた若侍結城七十郎。しかし彼には秘密があった。
風雲告げる西国薩摩藩を目指し、御老公は旅立つ。襲いかかる三剣一風率いる忍びの軍団たち。密造銃を清国に輸出しようとしているのは誰だ!
次々と襲いかかる恐るべき刺客たちに、御老公の運命は!
片岡悠介(寺島進)は警視庁の“お荷物”部署再捜査班に追いやられた“鼻つまみ者”の刑事で、口うるさい母美知恵(吉行和子)と2人暮らしをしているバツイチ男。“カタブツ美女”の奥村澪刑事(原沙知絵)と、いじめられることで潜在能力を開花させる、“ドM”な浅野直樹刑事(金子貴俊)、事なかれ主義で“定時退勤”がモットーの姉川恵津子班長(あめくみちこ)と共に、エリート刑事たちに解けなかった迷宮入り事件の謎を解き明かしてきた。
ある日、悠介は科捜研技官の一二三祐希(吉田羊)から呼び出しを受ける。ある殺人事件の遺留物を調べていたところ、5年前に死んだ男の指紋が出たというのだ。その事件は料理人の二階堂隆二(池田政典)が刺殺されたもので、彼にしつこく言い寄られていた女性桜木春美(三浦理恵子)に容疑がかかっていたが、その春美の亡き夫桜木敏彦(原田龍二)の指紋が、現場...
柳沢きみおのコミックを原作に、深夜で人気を博したTVシリーズ「特命係長 只野仁」の劇場版。監督脚本はTVシリーズと同じく植田尚と尾崎将也。大手広告代理店電王堂の総務二課係長の只野仁は、普段は地味なダメ社員だが、裏では会長の指令で社内外のトラブルを解決する“特命係長”として活躍していた。ある日、電王堂がCMに起用したグラビアアイドルが謎の人物による脅迫を受け、彼女の護衛と身辺調査を頼まれた只野は、早速調査に乗り出すが……。