『3番テーブルの客』(さんばんテーブルのきゃく)は、フジテレビ共同テレビ製作の1996年に放送された深夜ドラマ。
「古畑任三郎」や「王様のレストラン」で知られる脚本家の三谷幸喜による書き下ろしの脚本を、毎回違ったスタッフキャストで制作するという番組。
冒頭の「台本が同じなら同じ作品が出来上がると思うならあなたはドラマを知らない」のナレーション通り、演出によって作品の雰囲気が変わるということがよく解る作品となっており、演出家を目指す者には打って付けのドラマである。実際、話の筋は全て同じなので退屈な物に思えそうだが、キャスティング、小道具など、どの回も様々な演出家の個性が溢れており、飽きさせない作りになっている。
第1回は三谷作品をもっとも多く演出している河野圭太が担当、以後「世にも奇妙な物語」や「笑の大学」で知られる星護や「マルサの女」の伊丹十三、と...
90.04.19(木)
1 恐怖の手触り 中山美穂 ジョニー大倉
2 噂のマキオ 坂上香織 タモリ
3 楊貴妃の双六 野村宏伸 中村あずさ
90.05.03(木)
4 ロッカー 織田裕二 段田安則
5 闇の精霊たち 岸田今日子 岡本夏生
6 マイホーム 早見優 織本順吉
90.05.17(木)
7 死体くさい 関根勤 高樹 澪
8 ゴミが捨てられない 桜田淳子 新井康弘
9 息づまる食卓 益岡徹 佐々木一成
90.06.07(木)
10 プレゼント 国生さゆり 永瀬正敏
11 殺人者は後悔する 阿藤海 大場久美子
12 親切すぎる家族 古尾谷雅人 沖直美
90.06.28(木)
13 猿の手様 ...
明治32年、俳優兼演出家兼プロデューサー兼劇団主宰者の川上音二郎は、妻の貞奴や劇団員を連れてアメリカ巡業の旅に出るが、言葉の通じない異国では弁護士が売り上げを持ち逃げしたり、俳優がストライキを起こしたりするなど悪戦苦闘の連続であった。だが、ある日、その苦難の巡業の中でたどり着いたボストンの街で音二郎は、イギリスの名優ヘンリーアーヴィング(Henry Irving)が演じる『ヴェニスの商人』の大入り満員の客席を目にする。そして、彼らはたった一晩の稽古で、日本版『ヴェニスの商人』をでっち上げてしまい、外国人の観客を相手にデタラメな台詞で芝居をし、言葉に詰まったら「スチャラカポコポコ」で切り抜けるような無茶な公演を行う。
「鎌倉殿の13人」の魅力的な物語はどのようにして書き上げられたのか。長い執筆期間、三谷幸喜とスタッフの間で交わされた膨大なメールの言葉から、その秘密を探る。最終回を目前に控え、三谷幸喜が創作秘話を語るロングインタビューをお届けする。