『はだしのゲン』で知られる反戦作家中沢啓治が原作を提供した約65分の長編アニメ映画。「被爆45周年」の企画作品であり、中沢自身が戦争中に飼っていた猫との実体験を基にしている。
なおも続く太平洋戦争のある日。少女伸子はカラスに襲われていた親子の猫を助けようとする。母猫は死んでしまったものの、せめて子猫だけはと思い、家へ連れて行く伸子。最初は反対していた父親も子猫を飼うことに同意する。戦時中の今、人間の食事すら困難であったが、それでも伸子たち新たな家族となった子猫=クロとの毎日を楽しく過ごす。しかしそんな生活は突如として……。
本作の実制作は古参のアニメ会社であるタイガープロダクションが担当。同社の代表でもあるアニメーター/演出家の白土武が本作の監督を務めたほか、脚本にも中沢との共同で参加している。
Very important animation. This reveals the not so politically-correct real views of Nakazawa Keiji, in place of the dumbed down and gentrified Hadashi no Gen.
More illustrative of actual views at the time. The manga, which this seems to only be loosely based off, was serialised in 'Manga Panchi' and other Adult-Male-near-Pornographic magazines. Nakazawa only got the chance to t...