元禄15年春、理玖が江戸の地にやってきた。今は離別されているが、理玖は元幡州赤穂藩の家老大石の妻。憤死した主君の敵上野介の命を狙って、多くの赤穂浪士たちと江戸に浸入している。江戸では回船問屋の清兵衛が理玖をかくまってくれた。理玖を中心に、おくに、お菊、おかよたちが集まった。大石も江戸入りし、吉良邸襲撃の日取りが決まる。女たちは心をこめて討ち入り衣装をつくる。【以上、TBSチャンネル広報資料より引用】協力:緑山スタジオシティ。資料協力:岡本 育子。【役名(演技者)】大石りく(浅丘ルリ子)、大石内蔵助(児玉清)、大石松之丞大石主税(植草克秀)、瑤泉院(久我美子)、煙草売り 惣右衛門原 惣右衛門(藤岡琢也)、近松勘六(橋爪淳)、そば屋の又吉潮田又之丞(中条きよし)、前原伊助(新克利)、吉良上野介(若山富三郎)、梶川与惣兵衛頼照(丹波哲郎)、左右...
莫大な遺産を相続した独身女性に忍び寄る影。女性にとて結婚とは何かをミステリアスに描く。平岩弓枝ドラマ·シリズの第2
3作。結婚を意識した女性の心のゆれをつづた心情ドラマ。外交評論家の加賀利之(山村聪)の秘書.三重子(八千草薰)は、40歳を過ぎても独身。叔母が死に、莫大な遺産を手にした彼女は、納骨するため故郷の五島列島を訪れると、しつこくカメラを向ける男·小谷(高橋悦史)が。また、十年前にプロポ一ズされたことがある佐和木(高橋昌也)とも出会う。その後二度結婚したが、外国で事故に遭い二人とも死に別れたと寂しそうにいう佐和木。不案内の三重子にあれこれ面倒をみて、彼女はすっかり心を許してしまう。一方、小谷はテレビ局の報道部長で、加賀とは知り合いの仲。ルポライタの妻.和子(水野久美)とは別居中で、娘.麻子 と二人暮らし。ある日、和子が海外で日本人の事故を調べて...
ある土砂降りの真夜中、土蔵破りの下手人友吉が牢役人を殺して脱獄した。むっつり右門とあばたの敬四郎が友吉を釈放しろという脅迫状を一味の者から受取り、吟味与力の加倉井が島送りに決めた矢先だった。右門は友吉が土蔵から盗んだ千両箱の隠し場所を知る唯一の人間であると睨み、早速情婦のおりんを訪ねたが、昨夜から行方不明とのこと。聞き込みを続ける中に当夜大勢の男に追われる友吉を見たと証言があり、蛇の目傘の女がその跡をつけていたという。当の友吉は右門の推察どおりまずおりんの家へ走ったが、そこには土蔵破りの弥五郎らが待ちうけていた。一味から逃れた友吉は蛇の目傘の女お仙にかくまわれたが、お仙も酒と色じかけで金のありかを聞きだそうとするのだった。自首する気になった友吉は、右門の家へ向う途中殺された。加倉井は右門と敬四郎に事件の打切りを申し渡した。その夜、弥五郎に監禁されてい...