昭和6年。マレーシアのジャングルで日本人青年谷豊は、アラーの神に祈りを捧げていた。厳格な父から日本男子として教育を受け、母国で徴兵検査を受けたが不合格。豊は屈辱と傷心のままマレーへ戻ったが、家に帰れずにジャングルで暮らした。その頃町では日本軍の中国侵略に対して華僑の激しい排日運動が起こり、敵対するイギリス軍による在留邦人への襲撃も始まっていた。そんな時豊の義妹千鶴子が華僑に虐殺された。しかし、島を統治しているイギリスの官憲は犯人逮捕にやる気がなく、豊は怒って復讐を誓った。“マレーの虎ハリマオ”と名乗った豊は義賊となり、富豪の華僑やイギリスの官憲の金品を奪って貧しい人々に与えていた。ハリマオの名はマレー全土に広まり、彼を慕って部下になる者も多く、いつの間にか仲間は千人を越えていた。しかし、時が経つにつれて、ハリマオの復讐心も義賊心も薄れていった。...
主演は清水美砂といしだあゆみの2人で、戦中戦後を舞台にした「女性の一代記」という路線を作り出していた当時の朝ドラの中でも、極めて異例の作品であり、現代を舞台に、いしだ清水の2人を中心に阿川家というひとつの「家族」が、いろんな問題に直面しながら葛藤する、まさに「青春まっただ中」の家族模様を明るく描いた。
脚本井沢満による朝ドラらしからぬ、過激なシーンセリフも話題になった。反響が好調だったため、のちに朝ドラ初の続編の話も浮上したが、実現には至らなかったらしい。あくまで噂程度の話だが、91年春からの同枠で続編をふたたび放送するはずだったのが、上層部の方で違う企画に差し替えられたのだとか。
それが、同じ井沢による脚本、いしだ、橋爪らも出演している朝ドラ30周年記念作品として放送された「君の名は」であるという。(ちなみに朝ドラ初の続編を制作したのは、「...
2012年冬季 テレビ朝日 SP
西山佐和子(斉藤由貴)は、昔から母吉田富江(白川由美)と仲が悪かった。母に愛された記憶のない佐和子は親に認められたい一心で料理をはじめ、いつしか料理だけは天才的にうまくなっていた。
40歳で夫に先立たれた佐和子は迷った末、ひとり娘の菜穂(上白石萌音)を連れて、富江の家に身を寄せることに。実家に戻ったのは経済的に助かるのもさることながら、富江の老後も心配しての決断だった。だが、いざ暮らしてみると、自由に生きる富江と、感謝されたい佐和子の間で衝突は絶えず、2人はそれぞれ昔の出来事を蒸し返して口げんかばかり…。
料理の腕を生かし、やよい銀行の社員食堂で働きはじめたある日、佐和子は銀行員の樋口雄介(加藤虎ノ介)と知り合う。食べることが大好きな雄介は、佐和子の料理の腕前に感心していた。
そんなとき、富江に密かにつきあっている...
正在东京一所服务类公司“友情物语”中打工的青年樱木一步(向井理 饰),意外发现某位委托人竟然是自己的亲生妹妹穗乃香(村川绘梨 饰)。原来穗乃香即将谈婚论嫁,却苦于父亲无法出席婚礼,因此希望请人假扮蒙混过关。兄妹俩的父亲武士(长冢京三 饰)早年离家出走,留下妻子鲷子(田中裕子 饰)和两个孩子度过了漫长而孤独的岁月。一步与穗乃香辗转回到家乡,从母亲口里知晓了关于父亲的更多细节。在此之后,一步随在富家小姐丽美(市川实日子 饰)的陪伴下踏上寻找父亲的旅程,寻找无果最终拜托名叫仓田百合雄(渡边一计 饰)的男人假冒父亲。
当两家人坐在一起开怀畅谈之际,樱木武士竟意外出现,他的到来将掀起怎样的波澜?
2013年春季 MBS TBS 日剧SP
郷里で秀才ともてはやされたのは遠い昔。門間崇史(仲村トオル)は、40を超えたが、勤める住宅関連企業での出世も叶わない。子育てに協力しない夫に愛想をつかし、妻燎子(紺野まひる)は息子とともに実家に帰ってしまった。一方、崇史の母千勢(八千草薫)は、東日本大震災で宮城の家を失い、抗がん剤の副作用に苦しみながら、関東に住む崇史の家の近くで入院生活を送っている。末期がんを確信した彼女の気がかりは、音信不通の次男拓海(玉山鉄二)のことだ。拓海は現在、秋葉原でアイドルイベントを主催しながら苦しい生活をしのいでいる。出来の悪い弟の尻ぬぐいをしてきた崇史は、母の愛情を一身に受けてきた拓海に複雑な感情を抱いていて。
東北で生まれ育ち、性格も暮らしぶりも違う兄弟が、母の病気をきっかけに再会する。余命わずかな母の願いで、...