専業主婦の有元光(内山理名)は、夫大(永井大)と息子の3人暮らし。ある日、過労で倒れた父泰造(舘ひろし)の様子を見にいくと、医師からガンで余命4日と告げられる。幼くして亡くなった兄の代わりに光を社長にしようと育ててきた泰造に反発、専業主婦となった光。病床の父を前にしても、自分の気持ちを素直に伝えられない。しかし光は、町工場を守ろうとする父の思いを知り、ついに社長を継ぐと決意。その言葉を聞いて、泰造は息絶える。
社長になると宣言した光に次々試練がやってくる。頼るつもりでいた夫は単身赴任で渡米。光をお飾り社長として見る幹部社員の勝俣(竹中直人)や純三(柳沢慎吾)たちは、光がやることに猛反発。取引先の銀行からは、女性と軽くあしらわれ、別の工場との合併を迫られる。光にとって、町工場を守ることは、亡くなった父泰造と交わした約束。果たして、光は、町工場を立...
昭和30年~40年代の大阪を舞台に、パン屋を営みながら4人の娘たちを見事に育てていく肝っ玉母さんと家族の夢と笑いと涙で描いたホームドラマ。
末っ子であるヒロイン岩田冬子の視点から、その成長とともに豊かに描く。
スタッフ
* 原作:なかにし礼「てるてる坊主の照子さん」より
* 脚本:大森寿美男
* 音楽:宮川泰
* 演出:榎戸崇泰、高橋陽一郎、佐藤譲、福井充広、小島史敬、本木一博、城宝秀則
* 制作統括:若泉久朗
キャスト
* 岩田冬子:石原さとみ
* 岩田春男:岸谷五朗
* 岩田照子:浅野ゆう子
* 岩田春子:紺野まひる
* 岩田夏子:上原多香子
* 岩田秋子:上野樹里
* 岩田ヨネ:藤村志保
* 川島弘子:森口博子
* 桑原和人:錦戸亮
* 佐藤浪利:杉浦太陽 ほか
本作は、“疑似姉妹”として仕事と生活をともにしている阿佐ヶ谷姉妹のエッセイが原作のホームドラマ。阿佐ヶ谷の町の小さな部屋で暮らし始めた2人に倦怠期が訪れるさまや、ご近所さんたちを巻き込んである幸せのかたちにたどり着く姿が描かれる。
2012年冬季 NHK 日剧SP
山崎純一(高橋克典)は、東京の病院に入院するよう義母のひさ子(渡辺美佐子)を説得するために、長男隆太(庄野崎謙)とともに岐阜県白川村に向かう。ひさ子はガンで余命三ヶ月と宣告され、住み慣れた白川郷の自宅で死にたいと、ひとりで村に戻っていた。純一はひさ子を説得できず、そのまま村に残る事に。純一の妻恵美(西田尚美)は、次男翔太(鈴木侑輝)の大学受験と自ら経営する雑貨店の仕事を言い訳にして、村に帰ろうとしなかった。
村の特別養護老人ホームの「かえで山荘」では施設長の西(国広富之)が、医師ゆずき(山口紗弥加)とともに本人や家族に希望する形での看取りをすすめていた。
隣家の太朗(佐藤正宏)から「家で死にたいと願う事は当たり前だ」と言われるが、一人暮らしでの在宅死など難しいと純一は思い悩む。
そして、次第に体力が衰えて行く...