大手レジャー産業会社会長の孫娘が誘拐された。身代金を払い孫娘は無事解放されるが、これは不可解な連続殺人の幕開けだった。誘拐から一ヶ月後、亀井刑事が訪れた熱海で殺人事件が発生。この時、誘拐事件の重要参考人の男が目撃された。重要参考人は元ジャーナリストで6年前に妻を殺害して服役し、出所したばかり。殺人事件を捜査する静岡県警の藤間警部は、熱海に駆けつけた十津川警部にことごとく異論を唱え、捜査は難航する。そんな矢先、元ジャーナリストの有罪を決定付ける証言をした関係者が次々と殺害される。元ジャーナリストの復讐だと決め付ける藤間警部。冷静に事件を見つめる十津川は、6年前の事件が冤罪ではなかったかと疑問を抱く。そして6年前に計画された熱海の再開発が頓挫したことを知った十津川は、連続殺人との関連を推理する――。レジャー産業の大手会社会長金次正之(若林豪)の孫娘が誘...
「ストーリー」
英語の通じない島の民宿に宿泊することになった外国人夫婦。
罪を犯し、逃亡中にもかかわらず息子のために島に帰ってきた男。
妻が浮気相手と共に島から出て行き、残されてしまった義理の父と娘。
不器用ながらも愛を求める3組の家族。
そのココロは、美しい慶良間諸島の自然と島の人々のチムググル(愛情)によってほぐされ、
やがてココロが打ち解けていく。
国内外で受賞した短編作品を長編化
SSFF & ASIA 2015ジャパン部門優秀賞、LA映画フェスタゴールデンジパング賞を受賞した短編映画『こころ、おどる』を長編化。沖縄県慶良間諸島の美しい自然を背景に、不器用ながらも愛を求める3組の家族の物語を描いたオムニバス映画。
2019年第20回ハンブルク日本映画祭にて
最高賞の審査員賞受賞!
フィリピンのスラムで、血の繋がらない兄妹として生まれ育ったトニー(小沢仁志)、マックス(小沢和義)、レイ(大山なつ)。彼らはジャッピーノと呼ばれ差別される日本人とフィリピン人との混血児だった。マックスとレイは、ささやかな幸せを掴んでいたが、トニーは酒とドラッグに溺れながら、未だに社会の底辺を彷徨っていた。そんなトニーにチャンスが訪れる。トニーはボスであるアイク(遠藤憲一)を裏切り殺害し、アイクの麻薬密売の権利を手にする。そして、暴力の限りを尽くし、仲間を増やしながら勢力を拡大していく。しかし、その破滅的な運命はマックスとレイまで巻き込んでいく。血で血を洗う戦いの中で、次々と大切なものを失っていくトニー。欲望と裏切りの果てに、兄妹の絆が見たものとは!
市長選真っ只中、現職の市長は当選のため5千万円の融資を依頼する。市長は当選後に返済予定だったが、難しいと判断した桑田は、市長の息のかかった2名の市役所職員に不渡りの際の返済義務を負わせる。古田は落選、灰原は桑田と取り立てに行くはずだったが……
物語は一枚の古い写真から始まった…。
台北旧市街で母と二人暮らしのロロは、鬼月初日の朝、古い本のページの間に挟まれた一枚の風景写真を見つける。知らない海の写真の裏面には、顔も知らない日本人の父の名前。父は母と生まれたばかりのロロを捨て沖縄へ帰ったのだと母から聞かされていた。「一度父に会い、真実を確かめたい」。ロロは日本語勉強中の友人アーロンをサイクリング旅行に行こうと誘い、母の猛反対を押し切り父の故郷沖縄へ旅に出る。写真を手掛かりに目指した「みらく島」は、奇しくも旧盆の三日間、外部の者は島に立ち入ることを禁じられているが、ロロとアーロンは半ば強引に船へ乗り込み島へと向かう。旧盆初日「ウンケー」の日。島でロロが目にしたものは、不思議な“人々”の姿だった…。