【ストーリー】田舎育ちの野生児、あかねちゃんが、都会の由緒正しい名門の学園に転校することになった。あかねは、もともと上条家という名家の三女だったが、病弱だったために、貧しい画家の草介おじさんの家に引き取られていたのだ。
だが、田舎から戻ってきたあかねは、明るくたくましく天衣無縫のお転婆娘に成長していた。兄弟たちに呆れられるほど立ち居振舞いは乱暴だが、純真さと他人を思いやるやさしさは人一倍。通いはじめた白樺学園でも、持ち前のバイタリティで一躍人気者に!
お金持ちだがわがままで少々足りない落ちこぼれの男の子、北小路秀麿通称ヒデバロが、あかねになついてしまって、彼の純真さに意気投合した二人は、学園で起こる様々な事件を次から次へと解決してゆく。
【解説】「あしたのジョー」や「ハリスの旋風」の作者ちばてつやの昭和41年から42年に週刊少女フレンドにて連載...
ロンロンはクマの国の王子として生まれたが、どこでどう間違ったのだ、パンダであった。しかし、王子であることには変わりない。
しっかりして将来の王者にふさわしい勇気と力を持って欲しいと願う、母である女王クマの期待に反して、甘えん坊で弱虫、まるで見込みなし。
王子としてふさわしいかどうかのテストにも失敗して、とうとうクマの国から追い出されてしまった。泣く泣く山を下っていくロンロン。
さて、ひそかに王位を狙うヒグマのデモンは、これ幸いとばかり、ロンロンを亡きものにするために、ポン太にその後を追わせた。
町に出たロンロンは、一緒のピンチ共々捕まってサーカスに入れられてしまう。変な服を着せられ、厳しく芸を仕込まれるロンロン。
ポン太がそのサーカスのカーテンに火をつけた。燃え上がるテント。
助けを求める動物達の声に、ロンロンは燃えるテントの中に飛び込み、オリを破っ...