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野崎桐子(吉永小百合)は芸者の母こう(杉村春子)との二人暮らし。彼女はこうと井藤謙介(北村和夫)という男の間にできた子だった。こうは桐子が自分の後を継いで芸者になってくれることを望むが、彼女にその気はなく、母に内緒で小村良吉(加藤嘉)の元で足袋作りを習っていた。その良吉が突然亡くなり、彼の妹いね(奈良岡朋子)から、桐子の本当の父は良吉であることを教えられる…。
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桐子(吉永小百合)は「福の屋」の娘。母こう(杉村春子)が浮気した時の子供なのに、井藤謙介(北村和夫)は自分の娘だと信じている。桐子には今井利夫(石坂浩二)との結婚話があった。だがそれは、井藤の娘としての話だからと半ばあきらめている。ある日桐子は、お披露目を控えた市子(波乃久里子)から“こうの養女になるかもしれない”と聞かされる。
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桐子(吉永小百合)はブラジルへ行っ...
番組では、100人以上のスタッフが集まった同作の制作現場に密着。老いと向き合いながらも振り絞るような強い言葉で俳優を鼓舞し、一切の妥協なく撮影に臨む山田の様子や、「山田監督の映画だったら、これで辞められる」との思いを抱く吉永の姿を映し出していく。
「白い闇」とは、霧の十和田湖を意味し、牛乳のような霧に包まれた湖を背景に、殺人犯を執拗に追い詰めていく人妻と従兄を描くサスペンス作品。
TBS系列の「東芝日曜劇場」枠(21:00 - 21:55)にて放映。視聴率21.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。DVD化されている。
信子の夫の精一は、仕事で北海道に出張すると言って家を出たまま失踪した。精一の従弟俊吉の助言に従い、夫の仕事関係の炭鉱会社に電報を打つが、北海道には一度も来ていないと返事が来る。信子は俊吉に結果を報告したが、俊吉は、実は精一には青森に田所常子という隠れた女がいる、と白状をはじめた。信子は青森に向かい女と対決するが、かえって田所常子に圧倒されてしまう。病人のようになって東京へ帰った信子を、俊吉はいたわるが、その二ヵ月後、思いがけない事件が発生する。
座頭市(勝新太郎)は、道中、三味線を抱えた鳥追い女おゆき(吉永小百合)と道連れになた。飲みぷりも見事に大酒をあおり、どうせ流しの門付女だもの、すれからしさと、わざと伝法にうそぶくおゆきだが、根はやさしい女だた。名前と同じで雪のように心のきれいなおゆきと話していると、重なる旅にすさんだ市の心も自然となごんだ。おゆきは、旅の三味線弾き投節の宇之(林与)の行方を搜していた。三年前、二人は結婚の約束までしたのだが、おゆきは病気の父を見捨てて旅に出るのがためらわれ、愛する宇之を裏切る結果となてしまた。別れてからいよいよ思慕は募た… o 宇之からもらた思い出の品だという撤を、さも愛おしそうに磨きながら、問わず語りに宇之の話をするおゆきの、遠い目つきと、小娘のように紅潮させたほおの色が、市にも目に見えるようだた。
実は、宇之は、江戸前の三味線の音色で娘心をとろけさ...
1993年制作の作品『高速増殖炉もんじゅ――問われている「叡智」』に続く、
最新作。2004年2月完成。
20年もの長い戦いの末、歴史的な高裁判決を勝ち取った原告の熱い思い。
弁護団や原告側証人の苦労話、原告側補佐人の一人小林圭二先生(元京都大学
原子炉実験所講師)のインタビュー、また、コンピュータグラフィックスも
1作目よりは遙かに高度になり、1作目以降に起こったナトリウム火災事故や
地震を発端に起こりうる大事故のシミュレーション等、ビジュアルに分かりや
すく工夫されています。
高裁判決が国側の落ち度として認めた3点の事由(ナトリウム漏えい事故、蒸気
発生器事故、炉心崩壊事故のそれぞれの安全審査の重大な誤り)に即して、問題
点を分かり安く解説しました。初めての方にも理解していただけるよう、専門的
な解説に流れない工夫をしています。
坂本龍一さんの...