北町奉行所のはみ出し者与力の青山久蔵(村上弘明)と同心の仏田八兵衛(片岡鶴太郎)ら7人の男たちは、江戸の町を騒がす事件の謎を追う。そんなある日、久蔵の一人息子市之丞が、弥生(萬田久子)に弟子入りして医者になると言い出す……。シリーズ第3弾。人気の要因のひとつである様々な捕物道具を駆使したリアルな捕縛シーンなどのアクションがさらに激しくなる一方で、八兵衛と弥生の不器用な恋に兵助まで絡むというまさに硬軟自在に進化する内容から目が離せない。第7回と第9回では石倉三郎扮する磯貝総十郎のひとり娘お袖(竹本聡子)の縁談話を交えたエピソードが描かれる。また、当時、時代劇初出演だった相田翔子をはじめ、石野真子、細川ふみえ、青田典子ら元アイドルがゲスト出演を果たすなど、女優陣も充実のシリーズ。
個性あふれるレギュラー陣でお送りする痛快時代劇。6人の定町廻り同心達...
『必殺仕事人V風雲竜虎編』(ひっさつしごとにんファイブ ふううんりゅうこへん)は、1987年3月13日から7月31日まで、テレビ朝日系で毎週金曜日22:00 - 22:54に放送された、朝日放送と松竹(京都映画撮影所、現松竹撮影所)共同製作のテレビ時代劇。全19話。主演は藤田まこと。
必殺シリーズの第28作、必殺仕事人シリーズの第8作、中村主水シリーズの第14作である。
放送期間 1987年3月13日 - 7月31日
放送時間 金曜22:00 - 22:54
概要
前作『必殺仕事人V旋風編』が、出門英のスケジュールによる降板と視聴率の低迷で打ち切りとなった直後の作品で、旋風編の正当な続編であり、主題歌など、いくつかの要素はそのまま引き継がれている。
旋風編で降板した出門とひかる一平の代わりに、当時大河ドラマ『独眼竜政宗』に出演していた三浦友和と...
狩矢荘助警部(船越英一郎)は、京都府警捜査一課の係長。ベテラン刑事橋口大吾(石田太郎)の助言と、若い滝島信也(榊英雄)の行動力が狩矢の捜査を支える。狩矢の家族は、茶道家の妻澄江(山村紅葉)と高校生の和美(前田亜季)。仲が良く明るい3人家族だ。
ある日、狩矢は家族揃って、和美の同級生華形春香(柊瑠美)の華道展に出かける。春香は華道家元華形幹三郎(西沢利明)の孫娘で、才能もあり、家元を襲名することが決まっていた。その個展とあって会場は華やいでいた。春香の両親昭一(大橋吾郎)と亜希子(藤真利子)も嬉しそうに狩矢たちを迎える。
そこに春香の叔母真梨子(石井苗子)が酒気を帯びて現れ雰囲気は一変。醜態をさらす真梨子は会場から摘み出されていく。狩矢は、その場に知り合いのジャーナリスト本庄明正(春田純一)がいることに気付いた。
その数日後、真梨子が死体...
2014年冬季 NHK 日剧SP
太平洋戦争末期、「学徒出陣」で若い学生が戦場に駆り出されたのはよく知られているが、本土への空襲が激化してくると、帝都防災のために、「学徒消防隊員」(軍隊へ兵役猶予されていた理科系及び医系の学生)や「年少消防官」(18歳未満の少年)として駆り出され消防署に勤務させられた若者たちがいたことは、あまり知られていない。
昭和20年3月10日未明の東京大空襲。その日、訓練する間もなく、素手同然で大空襲火災の真っ只中に駆り出された多くの若者が犠牲になった。命がけで消防に身を投じた彼らの知られざる消火活動を通して、戦争の悲惨さ、愚かさを描くとともに、壮絶な悲劇を乗り越え、次世代へとつなぐ勇気と希望も与える、新しい切り口の終戦特集ドラマ。
主人公は、昭和20年当時17歳の少消防官である高木徳男(泉澤祐希)。
ドラマは、現代の徳男(加...
原作 柴田錬三郎(講談社文庫刊)
源義経は衣川の非業の死に際し、名刀を残した。その一振りが縁あって源氏九郎の手に。ビデオ技術を駆使した特撮をフィルム変換して使用しているため、その部分のテレシネ変換がやや安っぽいのが惜しまれるが役者の好演で楽しませてくれる。協力:京都大覚寺。
舞踊振付:藤間紋藏
ナレーター:平光淳之助
制作会社 (制作:東映(京都撮影所)、ANB)
東海テレビ制作フジテレビ系列で、1988年7月4日~9月30日に放送された昼ドラマである。正式タイトルは『日本ジャンバルジャン物語 愛無情』である。
後述するようにヴィクトルユーゴーの『レミゼラブル』(ああ無情)を原作とし、これを明治末期から昭和初期の日本(静岡と東京)を舞台とした物語へと脚色されたもの。ジャンバルジャンに相当する主人公(神崎士郎)が神父との出会いの時点では改心せず、東京で偽名を使い事業を始めた時も目的は自分を陥れた者への復讐であるなど、独自の展開も見られる(改心したのは番組が折り返し点を過ぎてからであった)。