1969
女性にとっての24歳とは結婚への焦りを考える年齢という年代だったこの時代の女性心理を描く。この年の前年という時期は、敗戦の年に生まれた子ども（「終戦っ子」とよばれた）が24歳になった年でもあった。そんな女性の気持ちをテーマに描いていくシリーズの１本。カラー作品。「秋子は結婚を前提に付き合っていた男性がいるが、その男性の母親に私生児であることが知れて結婚を反対されていた。父親が原因で壊れた縁談はいくつもあり、父親を憎む一方だったが、その父親が死んだ。葬式に出席した恋人は「２人だけで式を挙げよう」と言う。
1975
1973
マスカットの栽培に賭ける女性と、若き備前焼陶芸家の激しく燃える悲恋を描く。橋田壽賀子が脚本、石井ふく子がプロデュースを担当。1973年作品。 マスカットの栽培に賭ける女性と、若き備前焼陶芸家の激しく燃える悲恋を、岡山ロケによる美しい情景の中で描き出す。「渡る世間は鬼ばかり」の橋田壽賀子が脚本、石井ふく子がプロデュースを担当。池内淳子と石坂浩二が初共演。備前市の「国宝閑谷学校」（旧池田藩の手習所）や、上芳賀のマスカット温室でのドラマチックなシーンは見どころ。1973年作品。
