前回に引き続き今回も夏の奥多摩の美しいロケーションを背景に、かつては警視庁捜査一課の敏腕刑事、今は奥多摩の人々に駐在さんとして親しまれている江波敦史が、義理と人情で事件解決に挑む物語となっている。
長渕剛が原案、主演、音楽監督、主題歌を担当したヤクザ映画。脚本監督はテレビドラマ「とんぼ」でも長渕とコンビを組んだ黒土三男。
かつて阿南連合にいた神崎勇治も、今は兄貴分だった阿南にも目の敵にされる始末。彼には蓮という名の一人息子がいたが、服役中に生まれたため顔も知らない。また妻の早苗とはすでに離婚しており、子供とは会うことができなかった。勇治の妹きよは、兄のために蓮と会わせる。勇治は蓮とドライブをして、息子と初めて楽しい時間を過ごした。ある日、きよと恋人の翔が阿南連合に連れ去られ、翔は組員たちによって殺害されてしまう。また目の前で恋人を殺されたきよは、ショックのあまり記憶を失ってしまった。
ここ“桐ヶ丘中央商店街”にも不況の波が押し押せてきた。大手スーパー“エンゼルA”が資本力をバックに進出してきたのである。1軒、また1軒と“エンゼルA”の圧力に屈していく商店たち。そこでついに元暴走族の強面ぞろい、“桐ヶ丘中央商店街”の二代目店主たちが立ち上がった!地元商店街を守るため、彼らの“地域振興”大作戦が始まった!!
大手スーパー“エンゼルA”との共存を歩み出した桐ヶ丘中央商店街に一軒のスナックがオープンした。ママは何と“二代目”たちの幼馴染、明美だった。色めき立つ二代目たちだったが、実は彼女は“エンゼルA”の手先だった。そして桐ヶ丘中央商店街を狙う奴らは、予想もしなかった卑劣極まりないやり方で再び仕掛けてきたのだった。