前回に引き続き今回も夏の奥多摩の美しいロケーションを背景に、かつては警視庁捜査一課の敏腕刑事、今は奥多摩の人々に駐在さんとして親しまれている江波敦史が、義理と人情で事件解決に挑む物語となっている。
神戸和会山崎組川谷組組長川谷雄一(小沢仁志)は今日も繁華街で敵対する中村組の竹井(島津健太郎)らと乱闘騒ぎを起こしていた乱闘後は仲の良い侠和会上田組三上組組長の三上哲也(古井榮一)の店でツケ飲みと川谷は傍若無人の振る舞いそんな川谷を軽蔑する三上組舎弟頭の大宮和也(小沢和義)は三上組のシマ内で無断で売春婦の斡旋クスリの取り扱いを嗅ぎ付けるその裏で暗躍していたのが中村組であった中村組は中国人組織の首領シーキエン(高杉亘)たちと手を組んで侠和会と戦争を仕掛けようとしていた
山城組の佐伯博司(田口トモロヲ)は、相棒の進一(斎藤歩)と共に半端な極道人生を過ごしてきた末、親分の黒川(清水紘治)に撃たれもはや瀕死の状態。その死に際、博司は自分がヤクザになるきっかけを作った「ある出来事」に対し、記憶が走馬灯のように駆け巡る―。40年前。親ナシ家ナシの博司(榊原広己)は同居人の女アイ(水井真希)を売り、貯めた金で海外で暮らすことを考えながら、ろくでもない生活をしていた。そんな折、道中で進一(小林竜樹)にケンカを売られ、その日以来二人は意気投合。不良達とケンカに明け暮れる毎日だった。しかしケンカを売った相手がヤクザの山城組で、友人の三太(久住翠希)を山城組幹部黒川(永岡佑)に拉致られてしまう。「100万持って来い」と言われ、博司と進一はなんとか金を工面するが……、事態はさらなる悲劇を招いてしまう。半端者たちが人生の分岐点で選ん...
伊賀 vs. 甲賀 vs. 風魔。日本が世界に誇るアクションスター、千葉真一主演による時代劇アクションシリーズ第1弾。監督は、宮坂武志。時は、豊臣太平の時代。徳川の財源である河内家の主篠忠は、お家存続のため、豊臣家ゆかりの実葛彰信の許へ妹藤姫を輿入れし、和平を結ぼうとするが、目前に病に倒れてしまう。その遺志を託された、徳川十六将のひとり、服部半蔵(千葉真一)は、織田信長により滅ぼされ、各地に散らばっていた伊賀の里の残党を集め、藤姫の護衛を命じた。一方、藤姫の輿入れを阻止するべく、動きだした影たち。実葛家の老中藪田篤行が風魔小太郎(山本昌平)率いる風魔一党を雇い、更に豊臣秀吉に仕える猿飛佐助(松方弘樹)が甲賀忍者を率いて、藤姫暗殺を企んでいるというのだった。突然命ぜられた重大な任務に戸惑いを隠し切れない、にわか仕込みの伊賀忍者達。そんな最中、風...