放送期間:1973年10月3日~1974年3月27日
放送時間:毎週水曜日 20:00~20:55
放送回数:全26回
放送形態:16ミリフイルムカラー作品(撮影は35ミリフィルム、放送時16ミリフィルム)
企画 : 小坂敬(日本テレビ)
プロデューサー : 吉川アキラ(日本テレビ)、上野徹(ユニオン映画)
脚本 : 松木ひろし、千野皓司、葉村彰子、窪田篤人
プロデューサー補:山本剛正(ユニオン映画)
音楽 : 大野雄二
撮影 : 岩佐一泉
照明 : 藤林甲
美術 : 佐谷晃能(東京テレビアート)
録音 : 片桐登司美
編集 : 西島豊
助監督 : 荒木功(ユニオン映画)
色彩計測 : 東原三郎
記録 : 中尾寿美子
タイトル : 土屋昭雄、豊島弘尚
現像所 : 東洋現像所
衣裳 : 東京衣裳
美術 : 東京テレビアート
装飾 : 高津装飾
アフレ...
1977年、10月から11月にかけて毎日放送系列で放映。全7話。
原子力科学の第一人者、雨村征男、そして大企業土器屋産業の御曹司、土器屋貞彦は性格が対照的だが高校時代から続く仲。しかし、北アルプスの道標の向きを変えたことにより二人の運命は変わっていく。ウラン濃縮技術の技術成果を手に入れるためにあらゆる手段を容赦なく使い、果ては政略結婚を仕組む巨大商社。政治家と財界人との癒着、利権追求から起こる殺人。最終的に、研究成果を公開することを頑なに拒んだ雨村は死亡し、それだけではなく癒着に関わった人間が死に、雨村の妻、久美子だけが残され、雨村が公開を拒んだ研究成果は、かつて雨村の所属していた物理化学研究事業社の物部満夫が実現させた。
いまとなっては、かつての幸せな新婚生活も、雨村が久美子に託した研究成果も、巨大商社の利権も、腐敗して、腐臭をはなっている。そんな...
ダムに通じる山道の拡張工事を請け負う陣内組は、親会社大和建設と取り交わした契約期間内に仕上げようと、現場主任稲村修を先頭に懸命の追いこみにかかっていた。ところが、陣内組とは商売仇の大鹿組と結託した石材商南波は、工事中の道にダンプカーを走らせて、工事を幾度となく妨害していた。そんな時、陣内源吉の息子壮一が、現場監督として大和建設から派遣されてきた。一方「身許が確かじゃねえ奴は雇わない」という稲村を強引におしきって陣内組の仲間入りをした一匹狼牧は、この大学出の理屈の多いインテリ青年壮一とことごとく対立した。そうしたある日「三百万円だせば、十日間はこの道を通らない」という南波からの申し入れがあった。工事の完成を急ぐあまり壮一は、稲村の反対を押し切ってこの話を承諾した。だが、壮一にそんな大金があろうはずがなかった。そんな時大鹿組の組長英太郎が壮一に三百万円の...
尾張の若殿宗長と、紀州の若殿義道の二人は「弥次喜多道中」の味が忘れられなかった。それぞれのお城で退屈を持て余していた。宗長の城へ、義直の妹鶴姫の一行が見合いの為にやって来た。宗長が鶴姫に会うと、それは義直の女装だった。二人は早速脱出の打合せをした。その時、本物の鶴姫一行が着き、あわてた家老達が二人の所へきて見ると、すでにモヌケのカラだった。物わかりのいい鶴姫は笑って見ているが、家老達はすぐ二人に迫手を出した。二人は尾張の宮で、舟に乗り込んだ。義直が殺人の現場を目撃し、犯人を探して船内はてんやわんやの大騒ぎ。乗合わせた顔ぶれは、紀州家御用商人と自称する海賊和泉屋と稲妻の黒兵衛一味、駈落者の春六とお夢、大名荒しの義賊観音小僧に救われ故郷に帰る勘兵衛と孫のお君、小股の切れ上った姐御おれん、それに観音小僧を追う江戸の岡っ引法華の大八と乾分シンガリの留などで...
夜明け前、東北本線上り貨物列車の郵便車が列車強盗に襲われ、乗務員二名即死、一名重傷という事件が突発した。警視庁捜査一課が現地検証の結果、一人以上の共犯者があること、兇行に使用した拳銃は三二口径ゲルニカ、犯人は兇行後赤行のうを奪い列車外に逃れ、そこに待ち伏せていた共犯者と逃走したことなどの三点が浮び上った。生き残った乗務員を調べた宮川刑事は外部の人間による犯行と断定、一方、長田刑事らは北浦和近くでゲルニカ拳銃の薬莢と、共犯者が使用したと推定される車の轍を発見した。さらに轍を辿って地取りを続けるうち、一行は一通の封書を発見したが、宛名の木村雄三を江東区の自宅に尋ねた両刑事は、木村が数日前から行方不明で、勤務先のキャバレー「八番街」も二日前から辞めていることを知った。そのとき宮川刑事は「八番街」の前に駐車していた高級車が犯人使用の車と同型であることを認めた...
山村美沙原作の異常な一族の性的犯罪を描いたサスペンスドラマ。父の入院費用のために61歳の会社社長の家に嫁いだ23歳の美しき女性が、会社社長の娘婿と秘密の情事を重ねる。最後の情事として旅出る二人。しかし、そこで何者かに証拠の写真を撮られる。複雑な人間関係の中で、殺人事件が発生するが…。61歳の社長の元に嫁ぐ美しい女性を樋口可南子が演じ、娘婿役の鹿賀丈史と秘密の情事を重ねていくシーンは見どころのひとつ。
【ストーリー】
23歳の美しい亜沙子(樋口可南子)は、入院中の父にかかる多額の治療費のために61歳の会社社長西園秀之助(山形勲)の元に稼いでいた。しかし亜沙子は、秀之助の娘万里(谷川みゆき)の夫である達也(鹿賀丈史)と、秘密の情事を重ねていた。そんな折、万里が達也と争って里帰りした。万里は亜沙子に、達也に会って、彼の浮気と本心を確かめてほしいと頼む。亜...