侠の道を貫いて、守り通した一家の絆
山形県天童市。犬を盗んだ盗まれたという些細な問題から始まった城東組関山一家阿藤会川森組と山王会直参羽田組との争いは、山王会と城東組の全面戦争にまで発展しかねない状況に陥った。阿藤会本部では、戦争肯定派の阿藤会総長阿藤悟一(岡崎二朗)と、日本最大の任侠組織山王会との全面戦争を恐れ、抗争を避けようとする反対派の阿藤会総長代行水口盛雄(加勢大周)の間で意見が対立。阿藤会執行部畠田組組長畠田龍一(中野英雄)は、親の意志に背くことは侠の道からはずれることであると信じ、阿藤の指示に従おうとするのだが……。
日本のヤクザ世界をエンタテインメント性豊かに描く村上和彦の企画による「実録名古屋やくざ戦争」シリーズ第2弾。大日本昭和会との抗争により13年の刑に服した三代目山王会城田組組長仁笠。そんな彼の出所後に待ち構えていたものとは…。