1993年7月3日から9月25日まで日本テレビ系列で毎週土曜22:00 ‐22:54(JST)に放送されたよみうりテレビ製作のテレビドラマ。原作は藤本ひとみの小説『恋愛イリュージョン』と『恋愛エチュード』。
沢口靖子のよみうりテレビ制作の連続ドラマ初主演の作品である。沢口靖子演じる美欧と、浅丘ルリ子演じる八神響子との師弟関係を主軸として、ファッション業界を描いた連続ドラマである。浅丘ルリ子は、本作以降、 2002年にNHKで放映された『逃亡』まで連続ドラマに出演していない。本作の再放送は、制作局の読売テレビで1994年の10:30 - 11:25に編成されていたドラマ再放送枠で 一度だけ行われているが、日本テレビや地方局では再放送が一度も行われていない局も多く、また、映像ソフト化もなされていない。
高校3年生の辻沢仁子(深田恭子)は、まだ見ぬ父親のことを詳しく知りたいという望みを心の片隅に抱えながら時間だけがいたずらに過ぎていく毎日に悶々としていた。そんなある日、仁子はたまたま立ち寄った銀行で銀行強盗に遭遇してしまう。銃を突きつけられた仁子を救ってくれたのはその場に居合わせた「鉄矢」ことヤクザ出身の運び屋である唐木新次(豊川悦司)だった。現金強奪に失敗した強盗グループのリーダーは現場から逃げ去り、新次もまた警察が来る前に姿を消してしまう。新次は仁子から名前を聞かれたが、新次は銀行の近くにある商店で偶然見かけた『3年B組金八先生』(武田鉄矢主演)の放送をチラッと観て本名を「鉄矢」と言って誤魔化した。その新次を命の恩人と慕う仁子はそのまま新次についていき、行きがかり上、仁子の父親であったヤクザの国原恭介(高橋克典)の故郷である信州奈良井まで一緒に...
十津川省三(高嶋政伸)、西本明(小泉孝太郎)そして十津川班の新任刑事の片山洋(東幹久)は格闘の末、強盗犯を確保する。片山は念願の十津川班に新加入となり捜査にあたっていた。事件を早期解決した片山は故郷の静岡で荒木香織(笛木優子)、黒田大輔(竹財輝之助)らと同窓会を楽しんでいた。
一カ月後、静岡選出の衆議院議員の水谷精一郎(藤堂新二)が何者かに刺殺された。調べを進めると水谷は収賄疑惑で事情聴取を受けている最中だった。十津川、西本、亀井定男(古谷一行)、平塚八重子(山村紅葉)、江端香織(小松彩夏)ら十津川班の捜査会議で、片山は地元の高校時代のサッカー部の仲間が昨年まで水谷の秘書をやっていたと報告、十津川とともに静岡へ向かった。
水谷の遺体の前で夫人に事情を聞くが、有力な情報は得られず…。
その後事務所へ行き秘書の真柴清志(川口真五)に会いにいく二人。そこで...