平凡なOLから銀座の夜の世界にとびこんだ女の生きざまを、夏目雅子主演で描く。建設会社に勤める河野虹子(夏目雅子)は弟の借金を返済するため、父親に内緒でホステスとして働き始める。どこにでもいる平凡なOLが自分の中に潜む「もう一人の自分」を求めて歩みだす姿を描く。【以上、ホームドラマチャンネル広報資料より引用】「キャンディーズ解散後、女優として再出発した田中好子の第1作目の作品でもあったはずです。【この項、文:浜磯】」田中好子と夏目雅子との共演作で、のちに田中好子が夏目雅子の兄と結婚することにつながった。【各回サブタイトル】第一回「あなたならどうする」、第二回「ゆうべの秘密」、第三回「よせばいいのに」、第四回「別れても好きな人」、第10回「雪が降る」、第11回「花と蝶」、第12回「女のみち」、最終回(第13回)「また逢う日まで」。【役名(演技者)】河野虹...
「国盗り大名」として戦国の世に地位を築いた北條早雲(若き日の名は伊勢新九郎)の大望に満ちた半生を描く大型スタジオ時代劇。応仁の乱が長期戦になり出したころ、伊勢新九郎=後の北條早雲(北大路欣也)は足利八代将軍義政の弟義視(仲谷昇)に仕え、都での戦いに加わっていた。しかし義視は兄との争いに敗れ、伊勢の豪族宇部兼友(川合伸旺)を頼って都落ちし新九郎もこれに従った。しかし新九郎は、義視と側近の手に負えぬ悪徳ぶりを目の当たりにし、浪人する決心をした。そんな新九郎の気骨に惚れた相模の乱破の長老風魔の弥造(中村翫右衛門)は、彼に軍資金を与え後押しした。提供:松下電器産業、マツダ、ニッカウヰスキー。
城南大学の空手部員古島菊男の父辰造は、やくざ古島組の親分だ。菊男はそんな父辰造の生き方を嫌ってことごとく反抗していた。そんな家庭の事情とは知らぬ同級の亘理展子は、空手を嫌いながらも男らしい菊男にほのかな慕情をよせていた。ある日菊男は、山中組の葬式に、古島組の跡継ぎとして出席した。式場では、山中組の跡目をつぐべき幼少の嗣子が成長するまでの後見人を決める人選が行われていた。年長の大熊親分からの推薦で辰造が指定されたが、新興やくざの阿久津は難色をしめした。しかし辰造は仁義をわきまえない阿久津に山中組をまかせることは出来ないと、故人の残した一千万の借金をかぶって後見人をひきうけた。一方菊男は阿久津の悪らつないやがらせを受けたが、やくざ同士の争いを嫌う菊男は、だまって引さがった。が、腹のおさまらない乾分鉄火定は、単身阿久津組に殴り込みをかけた。これを知...