1978
広島県の倉橋島や呉市を主な舞台に身寄りのない戦争孤児を育てながら生きたヒロインの半生を描いている。
1982
昭和初期の大阪をメインに、裕福な家庭に生まれた女性が、家業の倒産から道頓堀の芝居茶屋、舞鶴の駅弁屋へと転落しつつ、マラソンランナーとして波乱万丈に生きていくさまを描いた。
1981
幕末の長崎、大阪、米子、京都が舞台。丈吉は、「1個のにぎり飯を盗んだ」とされ、流罪となる。それを機に、彼の苦難の人生が始まる。過去の罪におびえながらも、貧しい人々の生活の中、丈吉はたくましく生き抜く。人を救い、自らも救われんと生きる丈吉の姿を、汗と涙の冒険物語として描いている。 原作は、ビクトルユーゴーの小説『レミゼラブル』。設定登場人物などは大胆に翻案し、日本の時代劇として再構成している。