『必殺仕事人激突!』(ひっさつしごとにん げきとつ)は1991年10月8日から1992年3月24日まで、テレビ朝日系で毎週火曜日21:00 - 21:54に放送された、朝日放送と松竹(京都映画撮影所、現松竹撮影所)共同製作の連続テレビ時代劇。全21話。主演は藤田まこと。
必殺シリーズの第30作、必殺仕事人シリーズの第9作、中村主水シリーズの第15作である。
スタッフ
制作 - 山内久司(朝日放送)、櫻井洋三(松竹)
プロデューサー - 福永喜夫(朝日放送)、高橋信仁(松竹)、武田功(京都映画撮影所)
脚本 - 吉田剛、中村勝行、篠崎好、高山由紀子、保利吉紀、田上雄、いずみ玲、鴨井達比古、中原朗、佐藤五月
音楽 - 平尾昌晃[22]
編曲 - 竜崎孝路[23]
ナレーター - 徳光和夫
協力 - エクラン演技集団、新演技座
監督 - 原田雄一、石原...
主婦、尾形綾子(中田喜子)は三人の子供と、家庭教師の教え子、葉子(真行寺君枝)を連れてスペインのマドリード大学に留学した。33歳。サラリーマンの夫(滝田栄)をひとり残して家をあけることに周囲はみな猛反対だった。それを押し切ったのは綾子の情熱と、「いいよ、行ってこいよ」という夫のひと言だった。ドラマは美しい現地ロケを多用してスペインでの生活ぶりをスケッチし、そこに周囲の反応をはさみながら進行する。子連れ留学とは、単なる主婦の冒険談ではなく、夫婦の絆(きずな)とは、家庭とは、教育とは--を考えるひとつのきっかけにしたい、という制作者の意図を鮮明に伝える。そして、そのひとつの回答はラストシーンで、夫が帰国した様子につぶやく「俺の方が長い旅から帰ってきたような気がするよ」というセリフだろう。視聴者は、夫も自立への旅に出ていたことを知らされるのだ。小西章子(...
渋沢栄一の生涯を描いた城山三郎の同名小説から、青年時代を中心に脚色した長編。武州血洗島(現在の玉県深谷)の農家のひとり息子に生まれた渋沢が尊王攘夷、討幕思想をもて行動する姿の中に、したたかな農民気質を描いている。ドラマは討幕を志した栄一が奇縁から最後の将軍慶喜に仕え、さらに明治**にとりたてられるまでを描くが、とくに前半は栄一の行動を追うのに急で、人間栄一像が薄くなたのが惜しまれる
経済恐慌から五一五事件、東北大飢饉と騒乱の続いた昭和初期。「赤城の子守唄」「国境の町」などで流行歌手としてスターダムにのし上がった東海林太郎とその家族。彼らを軸に「昭和を生きたひとりの知識人の知られざる青春」と「昭和史のなかの家族」を豪華キャストと壮大なスケールで描く。1922(大正11)年。東海林太郎(滝田栄)は、大学の商学部研究科(大学院)で経済原論を専攻する、学究肌の学生だった。満鉄に勤める父大象(芦田伸介)と母は大連にいた。労働運動と農民運動が激化していた時代、太郎は社会主義者として名声を得ていた佐野学(山本圭)に傾倒。大学の同期には、労農運動の主要メンバーだった浅沼稲次郎(橋本功)や平野力三(松山政路)らがいたが、太郎自身は、運動に身を投じる気は無かった。翌年、太郎は佐野のすすめもあって父と同じ満鉄を入社した。この年には、声楽科の学生...
NHK大河ドラマ第23作。近現代三部作第二部。
"近代大河"の第二弾は時代を少しさかのぼり、日本の女優第一号川上貞奴を中心とする明治から大正にかけての群像劇だ。貞奴に関わる主要人物として登場するは、新演劇の旗手川上音二郎、実業界に名を馳せた福沢桃介、その妻で福沢諭吉の次女房子。彼らが織り成すドラマはそれまでの大河が描いてきた英雄伝としての歴史ではなく、文化や世相の面から時代をとらえた意欲作である。ただ、そのためか日清日露の動乱をはさむ時代を背景にしながらも、視聴者にはいささか地味な作品と映ったようだ。後半には、名取裕子演じる松井須磨子を貞奴のライバル役としてクローズアップし、視聴率回復のてこ入れを図るも効果はなく、一時は視聴率が一ケタ台まで落ち込むという苦い記録を作る。
01 自由は死せず
02 馬上の女
03 遊戯会
04 母と子と
05 ...
大河ドラマ「武田信玄」の田向正健オリジナル脚本による、大河史上初めて織田信長を主人公にしたドラマ。「うつけ者」と呼ばれた幼少期から、骨肉の抗争を経ての尾張統一、桶狭間で今川義元を討ち取り、日の出の勢いで天下統一への道を駆け登り、本能寺で生涯を終えるまでを描く。信長役に緒方直人、豊臣秀吉役に仲村トオル、徳川家康役に郷ひろみというフレッシュなキャスティングと、異国人の視点から信長を描いた斬新なスタイルが話題を呼んだ
NHK在1992年1月5日—12月13日制播放送的第30部大河剧。是以葡萄牙传教士路易斯佛洛伊斯的角度来阐述织田信长的一生,并也以一个带有洋腔的外国人用日文来当本剧的旁白,相当特别。
本剧编剧田向正健之前曾编过“武田信玄”一剧,在当时创下很高的收视率;而本剧的主角演员如绪形直人、菊池桃子等等都是当时偶像级的演员。尽管本剧起用了高收视编剧与人...
『必殺スペシャル秋! 仕事人vsオール江戸警察』(ひっさつスペシャルあき しごとにんバーサスオールえどけいさつ)は、1990年10月5日に、テレビ朝日系列で放送された、ABCと松竹(京都映画撮影所、現松竹撮影所)共同製作のテレビ時代劇。主演は藤田まこと。必殺シリーズの長時間スペシャル第17弾である。
概要
本作は天保の改革が行われていた時期が舞台であり、過去の連続テレビシリーズに登場したことがある、南町奉行鳥居耀蔵が仕事人最大の敵として登場する。また、『天保水滸伝』の登場人物である平手造酒が仕事人として加わる。
キャスト面では前スペシャルに続いて、滝田栄と笑福亭鶴瓶が出演。一方で『必殺仕事人』から出演していた鮎川いずみ演じる何でも屋の加代や、主水の上司の田中鬼塚が登場するシリーズ最後の作品である。
あらすじ
時は天保年間。老中水野忠邦によっ...
『必殺スペシャル春 勢ぞろい仕事人! 春雨じゃ、悪人退治』(ひっさつスペシャルはる せいぞろいしごとにん はるさめじゃ あくにんたいじ)は、1990年4月6日20:00 - 21:48に、テレビ朝日系列で放送された、ABCと松竹(京都映画撮影所、現松竹撮影所)共同製作のテレビ時代劇。主演は藤田まこと。
概要
本作は主水が十手を盗まれたという話に平行させつつ、シーボルト事件を主題にして、その背後に仕事人達がいたという設定である。シーボルト事件に絡み、実在の人物としてシーボルトや高橋景保が登場する。また、前作に続き滝田栄が出演し、実在の剣客である千葉周作を演じている。
ストーリーに天気も重要な要素として組み込まれ、劇中の随所で気象解説者の福井敏雄による気象的見地からの解説が付け加えられる演出が採られた。
あらすじ
中村主水は風呂屋でくつろいでる際に十...