アリアことみちるは、明るく元気な女の子。ある日、お客さんの青年の十吾に、振られた恋人と見間違われてしまう。そして、何故か十吾は、お店で働き始めるのだった。みちるにとっては、いい迷惑だった。SMプレイの注文が多いマユ、痴漢電車プレイが得意なやや、看護婦プレイがお似合いな千草たちが賑やかに働く中で、十吾は実はサックスプレイヤーを目指しており、密かに練習に励んでいるのだった。でも何か物足りなさを感じる十吾。また、みちるはいつまでも振られた恋人の代わりにしか自分を見ていない十吾が好きになれない。だが、猥雑さの中で活き活きと生きるみちると猥雑さの中で何かを見つけ出す十吾は、いつかしら愛し合うよになるのだった...。
推理小説家でニュース番組のキャスターも務める麻沙子は, 締切り間近で出版社の新倉から原稿を催促されていた。テレビ局のディレクターの加代から殺人事件が発生したと連絡を受けた麻沙子は、執筆を中断して殺人現場へ向かう。 被害者はホステスの加藤妙子(沢木)で、溺死ではあるが、頭部に打撲痕があった為、京都府警の警部の狩矢や警部補の橋口(井上)は, 殺人事件と断定して捜査を開始する。
麻沙子が知合いの真奈美が女将をしている、いそべという料亭に取材に行った際、他局もいそべに取材に来ていたのだった。軽薄なモモ(小島)のレポーター振りに麻沙子達は辟易していたのだが、その局のプロデューサーの向井が妙子と話しているのを見掛けていて…。