実際に起きた“男女愛憎劇をめぐるミステリー事件”を「もし、今の日本で起きたら?」という視点でドラマ化した同シリーズ。2022年3月に単発番組が放送され、2022年10月からは連続ドラマとしてオンエアされた。
借金のカタにとられた1匹の白猫。その猫が原因で3つの事件が複雑に絡み合いながら展開していく。対戦相手を半殺しにして留置場に入れられた女格闘家ミナ。出所してきた彼女を待っていたライバルのアンナはミナが記憶喪失に陥っていることに気づくが、ミナはすぐさまMMA大会に出場させられることに。闇の仕事にアルバイトに来た男行方(ナメカタ)。彼はひょんなことから白猫を巡る逃亡劇に巻き込まれてゆく。友達がいないスケボー少女すず。愛する白猫が奪われた彼女は、スケボーとパルクールを駆使して組織に忍び込む。息をつかせぬスリリングな展開、ひねりの効いた伏線と回収、アウトサイダーたちが織りなすドラマが、1人称で3つ同時に語られることによって新鮮な感動を呼ぶクライムアクションムービー。
ある夏の日。都内の古めかしいアパートの一室で殺人事件が発生した。
犯人は住民の女性を強姦し、現金を強奪。さらに偶然やってきた女性の父親を撲殺するという凄惨な事件であった。被害女性の父親が、不動産業を営む資産家であったことから「円山町資産家強盗殺人事件」と称され、その動向はSNSを騒がせていた。
その事件現場のアパートでは、刑事の赤井一郎が重要参考人である被害女性望月澪の監視任務にあたっていた。そこに、とある事がきっかけで赤井にパワハラを行うようになった上司の来栖がやってくる。
来栖は容疑者として警察庁関係者が浮上した事から、事件が揉み消されるのを恐れ、その焦りを赤井へぶつける。望月澪から証言を引き出せと命令された赤井は、友人で週刊誌「黎明」の記者藤堂に助けを求めるが、赤井の目論見とは裏腹に、藤堂は、この事件が澪の自作自演、もしくは犯人と繋がりがあ...