舞台は十一代将軍徳川家斉の文化文政期。時の老中松平伊豆守信明を叔父にもつ明朗闊達な美剣士月影兵庫と、彼を慕う旗本の一人娘桔梗、元スリで三枚目的キャラクター合点の安の三人が東北地方を旅するうち、様々な事件に巻き込まれる。松平伊豆守の政敵牧野備前守忠精の陰謀との闘い、謎の剣豪幻一角との死闘を通じて、色模様あり、推理サスペンスあり、最後は兵庫の快刀乱麻を断つ活躍で事件を解決していく。
プロデューサー 江津兵太(テレビ東京)
小川治(テレビ東京)
桜林甫(松竹)
佐々木淳一(松竹)
エンディング 佐武明香『孤独のカーニバル』
放送期間 1990年10月7日 - 12月23日
放送時間 日曜日21:00 - 21:54
放送枠 テレビ東京日曜9時連続ドラマ
放送分 54分
回数 12
スタッフ
脚本 - 田上雄、貞永方久、下飯坂菊馬、平田一夫、...
メキシコで闘技の修行を積み、世界各地を転戦し全戦全勝で飾ったアイアンドラゴンこと竜崎鉄次が日本に帰ってきた。鉄次の帰国第一戦世界武闘空手選手権が横浜で行われることになったが、これは日本空手界に最大の勢力を誇る吉羅本ジム会長吉羅本伝造の仕組んだ八百長試合であり、同ジム所属のチャンピオン唐木誠の防衛が初めから決まっていたのだ。しかし鉄次は、苦戦しながらも得意の電撃矢車蹴りを放ち、唐木をKOするが吉羅本ジムのトレーナー矢野一派から追われるはめになる。だが、鉄次には、それなりの目的があった。8年前、沖縄の海底に沈む金塊を21年がかりで探し当てた鉄次の父と兄が、引き揚げ作業を手伝った吉羅本兄弟の罠に陥り、金塊を奪われた上、父と兄を殺され、鉄次も重傷を負わされたのだった。復讐!鉄次の計画と特訓が着々と進められた…。