『アイラブユーからはじめよう』は、1989年4月7日から6月16日にかけてTBS系列の金曜21時枠で放送されたテレビドラマ。
TBSが“ルート246を舞台に繰り広げられる華麗なラブストーリー”と銘打った、国道246号沿いの二子玉川、渋谷、青山、赤坂などでセレブな男女たちや大学生たちが展開する恋愛ドラマ。青山通り(国道246号)が舞台。母同士が因縁を持つ二組の美人母娘と、プレイボーイの二枚目建築デザイナーをめぐり火花を散らすラブストーリー。
国民的美少女の後藤久美子の主演作品ということで注目度は高かった。加えて、当時高校入学したてで、前年夏からの高校受験のための休業からの復帰作品でもあった。
初回視聴率が5.9%と大コケし、その後も視聴率は10%台に上がることのないまま放送終了した。
主演の中村敦夫の足の怪我で休止していたヒットドラマの再スタート版。阿藤海(阿藤快)のテレビデビュー作。各回のサブタイトルは以下のとおり。第1回「馬子唄に命を託した」、第2回「暁の追分に立つ」、第3回「水車は夕映えに軋んだ」、第4回「地獄を嗤う日光路」、第5回「夜泣石は霧に濡れた(誤り…夜泣き石は霧に濡れた)」、第6回「女郎蜘蛛が泥に這う」、第7回「海鳴りに運命を聞いた」、第8回「獣道に涙を棄てた」、第9回「錦絵は十五夜に泣いた」、第10回「飛んで火に入る相州路」、第11回「駈入寺に道は果てた」、第12回「九頭竜に折鶴は散った(「九頭竜」にルビ「くずりゆう」が付く)」、第13回「怨念坂を螢が越えた」、第14回「明鴉に死地を射た」、第15回「木っ端が燃えた上州路」、第16回「和田峠に地獄火を見た」、第17回「雪に花散る奥州路」、第19回「冥土の花嫁を討て...
平凡なOLから銀座の夜の世界にとびこんだ女の生きざまを、夏目雅子主演で描く。建設会社に勤める河野虹子(夏目雅子)は弟の借金を返済するため、父親に内緒でホステスとして働き始める。どこにでもいる平凡なOLが自分の中に潜む「もう一人の自分」を求めて歩みだす姿を描く。【以上、ホームドラマチャンネル広報資料より引用】「キャンディーズ解散後、女優として再出発した田中好子の第1作目の作品でもあったはずです。【この項、文:浜磯】」田中好子と夏目雅子との共演作で、のちに田中好子が夏目雅子の兄と結婚することにつながった。【各回サブタイトル】第一回「あなたならどうする」、第二回「ゆうべの秘密」、第三回「よせばいいのに」、第四回「別れても好きな人」、第10回「雪が降る」、第11回「花と蝶」、第12回「女のみち」、最終回(第13回)「また逢う日まで」。【役名(演技者)】河野虹...
京都四条木屋町の表具商松江堂は、三十年の暖廉を誇っていた。主人の市松はずぼらで気が弱く、女房の登代は世渡り上手の女丈夫で、店のきりもりはいっさい彼女一人でやってきた。登代は大学を卒業した次男令吉の花嫁候補を、西陣の織常の娘久子に決めた。さっそく祇園のお茶屋翁屋の女将で、市松の母つねを訪ね、仲人を頼んだ。登代は自分の離れに住んでいるスミに出てもらって、そのあとに令吉夫婦を入れようとした。スミは市松が小僧時代に世話になった店のお内儀で、夫の死後、戦争にいった息子一夫の帰るのを待っていた。市松は登代の考えに真向から反対した。そんな時、一夫が中国からひょっこり戻って来た。一夫は市松の弟成次が区会議員に立候補するので、そこの事務所に傭われることになり、スミと二人で登代の妹辰江の家の二階に移った。登代の冷い仕打ちに、娘の宏子は心を痛めた。そして、秘かに一夫に恋心...
転勤が生きがいの女性判事の活躍を描く第4弾。岐阜地裁に転勤してきた純子(渡辺えり子)は、主婦の早苗(岡まゆみ)が夫の晃(山路和弘)を刺殺した容疑の公判を担当する。純子らは失血死した遺体の後頭部に打撲傷があったことから、早苗以外の関係者がいたと推理する。