大正の終わりごろ、大阪の下町の小さな銭湯の看板娘花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫(てんしんらんまん)な女の子です。やがて、小学校を卒業した鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と思うようになり、道頓堀に新しくできた歌劇団に入ります。必死に稽古にはげんだ鈴子は、メキメキと成長、抜群の歌唱力で頭角を現していきます。
昭和13年、鈴子は上京します。そこで、ある人気作曲家と出会い、大きく運命が変わります。鈴子は、作曲家の指導を受け、“スウィングの女王”と呼ばれ人気ものになっていきます。
しかし、戦争が始まると、鈴子が置かれた状況は一変します。鈴子の歌っていた歌は「敵性音楽」となり、鈴子は歌や踊りが厳しく制限されてしまいます。さらに、鈴子の弟は出征。また、ちょうどその頃、鈴子の母も病気で亡くなってしまいます。
不幸が重なり悩んでいた鈴子は、ある青...
本作は泥棒という裏の顔を持つカフェ店員木梨栄木が、警官の眉村ゆずきの部屋で一仕事をするところから展開するサスペンスコメディ。木梨は彼女の部屋で「ずっとお前を見ているからな」という手紙を見つけ驚くも、難なく盗みを終える。そしてある日バイトを終えて家に帰ると、愛犬天然くんがいなくなっていることに気付くのだった。