1. 手柄捨てます
2. 信じたく候少女の執念
3. 記憶の無い囚人に幸あれ
4. 初恋のひとに誠尽くせば
5. さて困った浮気の後始末
6. 父上が男の意地を張る時
7. いつか旅立つ若者たちへ
8. 女敵討ちするもしないも
9. 奉行所見物大役でござる
10. 逼塞!男は黙って動かず
11. 乙女が残してくれたもの
12. 物の怪!?母の心子知らず
13. 人生捨てたものではない
14. 女心と秋の空とはいうが
15. その女人倫を乱すにつき
16. 里子の行方我のみぞ知る
17. 女の敵にお仕置きいたす
18. そして祝言の日は来たり
19. 誰かがお前を愛している
20. 藤木紋蔵殿の一番長い日
21. ゆく年や嗚呼夫婦あり
田所郁子が夫智彦の失踪に気付いて10日間が過ぎた。夫の上司である成沢辰郎とは、夫と出会う前に交際していた仲だが、彼にも心当たりがないという。犯罪に巻き込まれたのだろうか。
やがて夫の所持品から、出張でよく訪れていた愛知県豊橋近くの渥美町にいる可能性が強まる。渥美町のカラオケスナック亜紀のマッチが出てきたのだ。郁子は渥美へ、そして三上亜紀の暮らすアパートに向かい…。