かつての激しい抗争を繰り返し、抗争後は同じ関東一円会の傘下に収まった砂組と登竜会。ある日戦争終結の立て役者黒木が、カタギになって戻ってきた。登竜会では黒木の弟分だった小田島が砂組のシマに、御法度のシャブをバラまき、いやがらせを始めていた。狙いが砂組のシマだと勘付いた仁と義郎は早速小田島に掛け合うのだが
東京は六本木。雑居ビルの一室に住む29歳の宮園綾香と、そこへ転がり込みいつからか同居し始めた19歳の相沢エチカ。エチカは綾香に頭が上がらない。定職を持とうとしない彼女たちのもとへ、ある日、日頃世話になっている探偵事務所から仕事の依頼がくる。「死んだ男が付き合っていた女性を探してほしい」。2人はアルバイト感覚で依頼を引き受けるが…。
高校時代にミステリー研究会で一緒だった5人組は、同窓会を兼ねて15年前に起きた密室殺人事件の謎解きに挑戦する。1通のメールをもとに、5人は人里離れた洋館にやってくるが…。
温泉旅館「久松」の女将薫(加藤貴子)は、従業員の慰労を兼ねて有名旅館に泊まり、そのもてなしを勉強しようと提案する。もちろん一同は大喜び。夫で支配人の健司(田中実)をはじめ仲居たちと一緒に、一流と名高い温泉旅館「月島」に泊まることに。
ところが、一行が「月島」に着いてみると、出迎えどころか旅館の中には人っ子一人見あたらない。館内を探し回って、ようやく大女将の美津子(加藤治子)の姿を見つけるが、なんと「月島」には美津子以外、誰もいない。驚く薫たちを前に、美津子は自分一人でも皆をもてなすと言うのだ。が、言っているそばから次々と他の宿泊客が到着し、美津子はたちまちてんてこ舞い。
そんな美津子の姿を見ているうちに薫のお節介心が疼きだす。慰労をいったん棚上げして美津子の手伝いをしようと提案。美津子は薫たちの厚意に感謝し、実は嫁で若女将の奈緒(純名りさ)と喧嘩に...
薫(加藤貴子)が女将を務めていた温泉旅館「久松」が経営不振で人手に渡り、その上、健司(田中実)とはケンカ別れ、従業員もみな職を失い、散り散りになってしまう。薫は就職先を求めて、仲居だった美晴(矢部美穂)と伸江(山下裕子)とともに、求人広告を出している旅館「御宿如月」へと向かう。その途中、薫は足元もおぼつかない酔っ払い(大沢樹生)に優しく声をかけてやるが、その男が何者であるかは知る由もなかった。「如月」を訪れると、そこにはなんと、さっき別れたばかりの健司が支配人として働いていた。薫たちは、女将の絹香(板谷由夏)に「如月」で働かせてほしいと頼み込む。ところが、絹香から採用を任された健司は、薫を除く4人を採用すると言うのだった…。
結婚を破棄され、傷心のまま銀行員を辞めた後、ひょんな事から老舗旅館「蔵原」の女将にされた薫(加藤貴子)が、幾多の危機を乗り越えてから1年。薫は支配人武藤(田中実)との結婚を目前にしていた。だが、婚姻届を出す直前、用紙を風で飛ばされて入籍しそびれてしまう。がっかりして「蔵原」に戻った2人は、美晴(矢部美穂)たちの祝福ムードに、事実を言い出せないままいつもの仕事に戻るのだった。そんな中、薫は武藤が海堂(神保悟志)と何やら内緒話をしているのを目撃する。しかもその内緒話には、あの仲居軍団も絡んでいる様子。いくら問い詰めてもはぐらかす武藤の態度に、薫は不満が募る。だが武藤は薫と教会で結婚式を挙げる計画を立てていたのだった。その事実を知った薫はすっかり機嫌を取り戻すが…。