『人造昆虫カブトボーグ V×V』(じんぞうこんちゅうカブトボーグ ビクトリーバイビクトリー、Artificial insect KABUTO BORG Victory by Victory)は、2006年10月から2007年10月までBSジャパンアニマックスにて放送していたテレビアニメ。全52話。
前作から3ヶ月が経ち、くろみのデビュー作だった『タイムジャーニーズ』も結局1クール打ち切りとなっていたが、くろみたちスタジオプチの面々は当時よりも遥かに忙しい日々を送っていた。
というのも、『タイジャニ』が打ち切られる前後に社長からかなり無茶な仕事を打診されていたからだった。それは、メンバーの数を変えず、1クールにシリーズ3本を同時に請け負うというもの。お陰でスタッフたちは一杯一杯。作画マンたちもあれやこれやと理由をつけてはサボる始末で、原画も全く上がらず、くろみは頭の痛くなるような日々を送っていた。
そんな折、社長は高島平というベテランの制作デスクを助っ人として呼び寄せる。彼は質よりも早さを徹底させることで、この難局を乗り切ることを考えていた。彼のやや強引なやり方にくろみは反発心を覚えるが、着実に結果を出す高島平のやり方に表立って反抗することができ...
第14回サイバーフォーミュラWGPX。その最終戦でハヤトの指示にアスラーダが異を唱えたのが発端となり、違うマシンに興味を抱いたハヤトは新シャーシの完成を待つこともなくガーランドで15回大会に挑む決意をする。
15回大会は開幕から大波乱を巻き起こした。新条を解雇し今日子を副社長に格下げしたアオイが、新オーナーに名雲京志郎を、新ドライバーにフィルフリッツを起用。そして謎のニューマシン『アルザード』で超人的なタイムを叩き出したのだ。その速さに焦りを感じるライバルチームをよそに、次々と優勝をさらうアルザード。
誰も寄せ付けないその驚異のスペックに、ハヤトさえまともに勝負できず自暴自棄になる。しかしアメリカでストックカーをしていた新条の言葉に目を覚まされ、謙虚にアルザードに挑もうと決意した。