『シンデレラの財布』(シンデレラのさいふ)は、1984年4月17日から同年6月26日まで、TBS系列の毎週火曜21:00 - 21:54の枠で放送されたテレビドラマ。全11回。
小日向大介は富豪の家に生まれて育ったが、義母と反りが合わなかったことから、相続権を異母弟に譲って単身アメリカに渡った。そして現地でおでんレストランの経営に成功し、弟が手放した亡き父母の思い出が残る豪邸を購入。そして大介は現地アメリカの女性と結婚。順風満帆のように思えていたが、後に離婚、この時に慰謝料として財産をそっくり取られる羽目に遭い、これを機に帰国を決意。友人のポッターにアライグマのプロダクション「ガウキープロダクション」の日本支社長を依頼され、これを引き受けてアライグマ2頭と共に帰国。だが、残していた日本国内の豪邸に管理人だったはずの元家政婦の姿が無く、その家政婦の知り...
『時計 Adieu l'Hiver』(とけい アデューリベール)は1986年10月10日に公開された倉本聰の初監督映画である。グルノーブルオリンピックで、アイスホッケーとフィギュアスケートの日本代表選手だった両親を持つ少女の、9歳から14歳までの5年間を描いた人間ドラマ。フジテレビジョン製作。
副題の「Adieu l'Hiver」とは、フランス語で「さようなら、冬」の意味である。
福岡、中洲の歓楽街。
かやのは、ストリッパーである母親カトリーヌとの葛藤から家を飛び出し、街をさまよっていた。仕事も、住む家もなく、友達もいないかやのにとって、音楽を聴いているときだけが、唯一の幸せな時間だった。子どもの頃一度だけ、人前で歌ったときの心の震えを、かやのは忘れられなかった。いつかあのときのように歌うことができたら…。
かやのの密かな夢はある日、現実になる。ヴォーカリスト“ジーナK”として、かつて母親カトリーヌが立っていたステージで歌いはじめたかやの。
同じステージに立って初めて、自分と母親に同じ “血”が 流れていることを痛感する。
母親を越えたい。その思いがかやのを強くする。二度と這い上がれないほど深い穴の中に突き落とされても、かやのは歌うのをやめない。憎しみや悲しみが溶けてなくなるまで、かやのは歌う。すべてを受け入れ、愛するために...
「20世紀少年」「BECK」など数々の娯楽大作を手がけてきた堤幸彦監督が、音楽や色彩を封印し、実在の人物をモデルとした路上生活者の生き方を通して「本当に必要なものは何か」を問う意欲作。隅田川のブルーシートハウスに住む“都市の達人”鈴木さんを取材し、理想と家と生活のあり方に焦点を当てた、建築家坂口恭平のルポ「TOKYO 0円ハウス 0円生活」(河出文庫刊)と小説「隅田川のエジソン」(幻冬舎文庫刊)が原作。とある都会の片隅で組み立て式の家に住む鈴木さんは、アルミ缶を拾い集めて換金し、さまざまな不要品を駆使して質素だがそれなりの生活を送っていた。そんな鈴木さんと、エリートコースを目指す中学生ショータや潔癖症の主婦トモコら、交わるはずのない人たちの生活がある事件をきっかけに交錯し……。
瀬戸内海国立公園選定80周年を記念する映画「瀬戸内海賊物語」の製作発表会見が7月23日、都内で行われ、俳優の内藤剛志、小泉孝太郎、中村玉緒らが出席。同日、1027通の応募のなかからオーディションで選ばれたメインキャストの子役4人がお披露目された。
昨年8月、香川県で開催された「瀬戸内国際こども映画祭」で行われた「エンジェルロード脚本賞」のグランプリ作品を、受賞者である大森研一監督(「恐怖新聞」「ライトノベルの楽しい書き方」)が自ら映画化。村上水軍、塩飽水軍の子孫とその同級生たちが、埋蔵金探しに出かける冒険アドベンチャー。村上水軍の末えいを演じる柴田杏花ちゃんをはじめ、大前喬一くん、伊澤柾樹くん、葵わかなちゃんら人気子役が出演し、ヒロインの父親を演じる内藤、担任教師役の小泉、ヒロインの祖母役の中村らが脇を固める。
内藤は、「夏は子どもたちを少し大人にす...