広島市内の高校に通う平塚和未(17)は毎日充実した日々を送る。恋人土橋航平との素敵な青春の日々。そんなある日、原爆ドームのたもとを流れる元安川を訪れた和未が思い出したのは、祖母の絹江と幼少期に訪れた、8月6日の「とうろう流し」。原爆で家族や知人を失った遺族や仲間が「平和」と「復興」を願い、亡くなった人の名を灯篭に書いて川に流す。絹江は原爆で大切な人を失っていた。灯篭を川に流すとき、絹江は決まって幼い和未に語りかけていた。何気ない日常、大切な人と一緒にいられる日々が送れるのは、“平和”な世の中があってこそだと川沿いで空を見上げると秋の澄み切った青空。目の前に広がるのは復興した街並み。和未は絹江への思いをつぶやき、平和を守っていく決意を胸に、再び日常に戻っていく
日曜劇場1500回を記念して、橋田壽賀子と石井ふく子のコンビで制作された超大作時代劇。徳川時代、貧しい農民の娘に生まれながら、四代将軍家綱の生母となった“おらん”の数奇な生涯を中心に本当の幸せとは何かを問う。1652年、徳川三代将軍家光が没してから、11歳の家綱が四代将軍を継いで承応元年となった雪の降る日に、ひとりの美しい女が32歳の短い生涯を閉じた。その名は、おらん(大原麗子)。四代将軍家綱の生母だった。おらんは、将軍の生母として栄耀は思うままの身分でありながら、失意を深く胸に抱いて一生を終えたのだ。貧しい農民の娘として生まれたおらんは、母親の再婚を機に江戸へ出て働いていたところ、時の将軍家光(石坂浩二)の乳母春日局(森光子)の目に留まった。やがて江戸城大奥に勤めることになり、家光の寵愛を受ける。久しぶりに、お忍びで故郷に戻ったおらんは、かつ...
元禄15年春、理玖が江戸の地にやってきた。今は離別されているが、理玖は元幡州赤穂藩の家老大石の妻。憤死した主君の敵上野介の命を狙って、多くの赤穂浪士たちと江戸に浸入している。江戸では回船問屋の清兵衛が理玖をかくまってくれた。理玖を中心に、おくに、お菊、おかよたちが集まった。大石も江戸入りし、吉良邸襲撃の日取りが決まる。女たちは心をこめて討ち入り衣装をつくる。【以上、TBSチャンネル広報資料より引用】協力:緑山スタジオシティ。資料協力:岡本 育子。【役名(演技者)】大石りく(浅丘ルリ子)、大石内蔵助(児玉清)、大石松之丞大石主税(植草克秀)、瑤泉院(久我美子)、煙草売り 惣右衛門原 惣右衛門(藤岡琢也)、近松勘六(橋爪淳)、そば屋の又吉潮田又之丞(中条きよし)、前原伊助(新克利)、吉良上野介(若山富三郎)、梶川与惣兵衛頼照(丹波哲郎)、左右...