12時間ドラマ10周年を飾る作品。激動の幕末にあって鎖国日本の開国に挑戦し、その生命を捧げた大老井伊直弼の波乱の物語。全6部構成。「歴史ドラマとしての迫力満点」(朝日新聞への投書)。途中各部の間でミニ番組が入る。
「博徒七人」の笠原和夫と小沢茂弘がシナリオを執筆、小沢茂弘が監督した“七人”シリーズ二作目。撮影もコンビの鈴木重平。
左目は潰れているが匕首居合の名人半次郎、隻腕のピストルの使い手鉄砲松、盲目だが吹針の達人猪の勝らは、右足に義足をはめた拳法の達人一貫の弟鉄山の出所を持って祝金作りに精を出していた。鉄山は分銅鎖の使い手である。金森木材で働く半次郎たちは女主人あきのもてなしを受けるが、たまたま、あきの義弟林太郎が芸者梅千代を身請しようとしているのを知った。しかし、梅千代は金森木材のライバル岩崎木材の岩崎源之助に縛られている。半次郎は一肌脱ぐ気になり、岩崎に会ったが、岩崎は仕込み洋傘の使い手だった。彼は県有林の払い下げがあきの店に落札されたのを恨み、ことごとに邪魔し始めたのである。一方、出所した鉄山は意外にも岩源一家に雇われる。ある日あきの金融を引受けてい...
It is hard to think of another ninky yakuza film that leaves the main protagonist - a chivalrous female at that - in so much pain and sorrow, such an emotional abyss of desolation at the climax. Yamashita and writer have fashioned a bleak, haunting, exciting and beautiful film.
本作は日本暴力団シリーズと一緒にされる場合もあるが、日本暴力団シリーズとは別である。 堅気になった元組長が、かつて対立していた組織が取り扱っている麻薬を巡っての駆け引きを描いた現代任侠アクション。
This delightful movie is a virtual extravaganza of song, dance, and swordplay. Featuring the most popular of all Japanese film stars, Misora Hibari, reprising her role as Oyuki, the daughter of Tatsugoro of the Shibahamamatsu-cho Megumi Firefighting squad.
Although a woman, she flaunts her chivalrous spirit causing anger among the more conservative of her contemporaries, leadin...
マキノ雅弘監督が東映で撮った「日本大侠客」(66)を、自ら大映でリメイクした痛快娯楽アクション。北九州にこの男ありと謳われた一代の蛮勇磯吉(勝)が、若松の町を守るため悪徳やくざに立ち向かっていく。、実在の主人公を、前作の鶴田浩二とはタイプの異なる勝新太郎が、血の気は多いが情には厚い好人物として愛嬌たっぷりに快演している。明治時代の中期、朝鮮から北九州の若松に久々に戻った磯吉(勝)は、利権拡張を目論むヤクザの野望を打ち砕こうと奮闘する。
尾張の若殿宗長と、紀州の若殿義道の二人は「弥次喜多道中」の味が忘れられなかった。それぞれのお城で退屈を持て余していた。宗長の城へ、義直の妹鶴姫の一行が見合いの為にやって来た。宗長が鶴姫に会うと、それは義直の女装だった。二人は早速脱出の打合せをした。その時、本物の鶴姫一行が着き、あわてた家老達が二人の所へきて見ると、すでにモヌケのカラだった。物わかりのいい鶴姫は笑って見ているが、家老達はすぐ二人に迫手を出した。二人は尾張の宮で、舟に乗り込んだ。義直が殺人の現場を目撃し、犯人を探して船内はてんやわんやの大騒ぎ。乗合わせた顔ぶれは、紀州家御用商人と自称する海賊和泉屋と稲妻の黒兵衛一味、駈落者の春六とお夢、大名荒しの義賊観音小僧に救われ故郷に帰る勘兵衛と孫のお君、小股の切れ上った姐御おれん、それに観音小僧を追う江戸の岡っ引法華の大八と乾分シンガリの留などで...