コールガールの女子学生!ちゃっかりバイトの学生社長!作家志望に麻雀狂!デモで叫ぶは政治狂!
鬼才中平康が圧巻のリズムで描く、当世大学狂騒曲!
清楚可憐な美しさと親しみやすい笑顔、日活黄金期のスター芦川いづみは絶頂期の引退によって「永遠の恋人」として映画ファンの胸にきざまれている名花だ。名匠川島雄三監督に見いだされてから「デビュー65周年」となる節目を記念して送る、ファン待望のDVDシリーズ!芦川いづみ本人の協力の下に、ファンのリクエストを公募、これまで熱望されながらリリースされることが無かった芦川いづみ作品が遂にDVD化。
「学生野郎と娘たち」は曽野綾子の『キャンパス110番』を映画化。激動の大学を舞台に、「くせの強い」キャラクターの若者たちが繰り広げる圧巻の青春狂騒曲!監督は鬼才中平康。中平は「誘惑」(ロマンティックコメディ)「その壁を砕...
終戦直後の焼跡で、浮浪児の夏雄と健太郎は親友となった。ある日年上の健太郎は靴を盗んで小野寺刑事につかまり、二人は離ればなれとなった。それから十年--。健太郎は小野寺刑事に育てられ、大学の法学部の学生となっていた。小野寺の一人娘由紀と散歩していた健太郎は、街でヤクザにからまれた。その時、ヤクザの兄貴分らしい男が、健太郎を「兄貴!」と呼んだ。彼は夏雄だった。ヤクザのくせに優しい心の持主夏雄を、やがて由紀は好きになった。だがキャバレーの女リエを恋人にもつ夏雄は、清らかな由紀に近づけなかった。小野寺刑事は生活の苦しさから、夏雄の属する雨宮組に買収されていたが、ゴタゴタから彼が同じ汚職刑事の笹塚に射殺されるという事件が起った。夏雄は事の真相を知ったが、雨宮親分のためにも、由紀のためにも、これを口外はしなかった。育ての親を殺され、由紀の心を失った健太郎は姿を消し...
明治の中頃。黄金の腕ゆえに国中の賭場から締め出された壺振りの源は、命を賭けた勝負を最後にこの世界から足を洗い、今では車夫として真面目な毎日を送っていた。ところが一人息子の政はサイコロに魅せられ自らを関東政と名乗り、源が止めるのも聞かずに、親譲りの鋭いカンと腕をもとに着々と賭場で名を売っていく。彼は源と同じく絶対にイカサマをやらないことでも有名になった。父の源をも負かす腕となった政は父に別れを告げ、厳しい旅修行に出ることにする。その後ろ姿に源は「カミソリの竜、こいつだけは忘れるな。恐ろしいサマ師だ」と忠告の言葉を送るのだった。旅の先々の賭場では皆が政の才能に怯え、その度に関東政という名前が彼らの頭に深く刻まれていった。ある賭場で、政のあまりの勝ちっぷりにカッとなった藤田は思わず政の振る壺を押さえたが、それがイカサマでない事を知り、おまけに渡世人の仁義を...
秋空に雄姿を見せる磐梯山の麓、牛方町の郊外。明治時代に建てたような古臭い木造の牛方町警察署の中では、警察官が大童わ。鉄道自殺未遂の百姓娘ヨネを詰問していた神成係長は、彼女が明日婚礼を控える身と知り恋人と父親を呼んだが、自殺の原因が分からないと言う。それもそのはず、ヨネは姉婿の子を宿していたのだ。調室では斎藤巡査が、米泥棒の容疑で逮捕された紫田弥六を自白させようと懸命。貧しい彼の家には幼子がいるため、やむを得ず身に覚えのない犯行を自認した。町では豊年祭を控え、夕方5時ころ風速50メートルの台風が来るというのでテンヤワンヤ。町役場では台風対策の泥縄式会議を行っていると、ストリッパー上がりの巫女のお告げで大火事が起きると脅かされ大慌て。その頃、警察署では無銭飲食で留置中の色男の面会に立会った若山巡査が女とのイチャつきにあてられ、犬に噛みつかれた男が駆け込み...
主演石原裕次郎の国境を超え憎しみを超えて相呼ぶ嵐の大ロマン。監督は『泣かせるぜ』松尾昭典。
風雲の金門島を舞台に日本人青年医師と中国女性の国境を超えた至純の恋を描く日活&中央電影公司共同製作の国際アクション大ロマン。主演石原裕次郎ほか、二谷英明、華欣、芦川いづみ、大坂志郎らが出演。監督は『泣かせるぜ』の松尾昭典が担当。
【ストーリー】
1958年秋、台湾海峡を行く貨物船ドラゴン丸の甲板で日本人医師武井一郎(石原裕次郎)は遥か金門の島影をじっと眺めていた。日本が出て3年がたち武井の心の中では4年前に別れた楊麗春(華欣)のことを考えていた─。武井は東京の恵愛病院の外科で朝鮮戦線から送られて来た負傷兵たちの手当てに没頭していた。中国服を着た麗春の会ったのは許婚者の王雄世を尋ねて台北から来た時だった。王がすでに逝ったことを知って失神した麗春の手当をする...
学窓を離れ、房総の海岸町にある郵便局に就職した純情青年伊野君は、昼間逢った三人の女性-お色気濃厚の芸者玉奴、清純で美しい局長の娘麗子、先輩久礼のガールフレンドである看護婦のよしの面影が目先にちらつき、故郷を離れた第一夜なかなか寝つかれなかった。女と名のつくものは、お袋しか知らない伊野君にとって強烈過ぎる刺激剤だったのだ。翌日、初めての仕事に張り切る伊野君の顔は明るく、楽しい平和な日が続いた。ところがある日、この町で唯一の新聞社の記者早船が、局長に町民野球大会の寄附を強制しに来た。早船は、町のボス花山の手下となって弱い者いじめをしている狡猾な男だった。野球大会の日が訪れた。だが不思議なことに、ボス花山の投球を誰も打てない。業を煮やした応援中のよしは、久礼に「伊野君を出しなさい」と命令した。愛するよしの言う事ゆえ、久礼は「三振するんだぞ」と言い聞...