1922年(大正11年)、北海道小樽から名古屋の繊維問屋へ奉公に上がった主人公輪吉(志垣太郎)=少年時代は輪助(平田雄嗣)=が持ち前の才覚と根性で大商人になるまでを描く商魂ドラマ。【以上、毎日新聞1980/10/11付より引用】「根性ものでヒットを飛ばし続けてきた花登筐の原作脚本。東京制作が大半を占めるのがテレビドラマの現状だが、これは東海テレビ制作。名古屋が舞台で、名古屋弁が売りもの。前回第一話の視聴率は関東で7.4%だったのに、中京地区では22%と高かった。これは地方視聴者がテレビにローカル性を求めていることの証左か?繊維問屋丸幸商店の主人、幸一郎(高田次郎)は易にこって、北の方角から小僧を雇い入れたいという。出入りの行商人、安森(岸部シロー)が、北海道小樽の少年、輪助(子役)を世話する。一話目は場面が北海道と名古屋を往復してにぎやかだったが...