1996年~2005年、全6回にわたりフジテレビ系で放映されたSMAPの中居正広主演のスペシャルドラマ。原作は青木雄二による同名コミック。脚本は『踊る大捜査線』の君塚良一が手がけ、コミカルでテンポのよい作品に仕上がっている。ナニワの金融会社帝国金融に入社した青年灰原達之(中居正広)が、金に翻弄される人間の哀しさ、図太さ、したたかさを目の当たりにしながら、“大阪一の金融屋”を目指す姿を丹念に追っており、見ごたえがある。借金、債務取り立てなど、生々しくなりがちなテーマも、魅力的な女性ゲストを配することで、親しみやすく華やかに見せていて好感がもてる。灰原を導く先輩桑田(小林薫)ら、渋い男性陣の活躍も必見。(みきーる)
相変わらずバクチ好きの父親テツの代わりに、家業であるホルモン焼き屋をひとりで切り盛りする浪花の小学5年生チエ。「ウチは日本一不幸な少女や」と愚痴をこぼしながらもたくましく生きるチエ、そしてテツ、小鉄ら竹本ファミリーを中心に、ヤクザの二人組や同級生ら愛すべき下町の住人たちのドタバタで笑顔に満ちた日常が再び動き出す。