澁谷は自身の心の中を投影した幻想的な1編「なぜか突然、とても眠くなってしまった」、大橋は2023年に出版される新作写真集に絡めたドキュメンタリー的作品「はじめて あった」、浅田は“近所のおじいさん”の何気ない1日を記録した「ま心 Eve」を手がけた。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018で審査員特別賞を受賞したホラーコメディ。冴えない脚本家の村井実紗は、新しい台本を提出しては監督にダメ出しをされる日々を送っていた。そんな中、映画制作チームの一行は「呪われた芸者伝説」があると噂される、山奥の閉ざされた小さな村へロケハンに向かう。村人たちの話を聞くうちにアイデアがわいてきた実紗は、瞬く間に呪われた芸者のシナリオを書き上げていくが、同行していた制作会社の社長が呪われた芸者に殺されてしまう事態が発生。やがて、実紗は自分の書いたシナリオ通りに芸者が動いていることを知り、シナリオを書き換えて日ごろの恨みを晴らしていくのだが……。