1930
を抱いて東京の大学を卒業したものの、挫折して村に戻って来た青年は…。清水版『大学は出たけれど』というべき一本。郵便年金貯金の宣伝映画なので、オチはやっぱり…。
1934
1926
蒲田現代劇は、菊池寛作の評判新聞小説「第二の接吻」を日活と競作したが、当時の内務省検閲では「接吻」という文字を映画題名にすることが許されなかったため、女主人公の名前をとって『京子と倭文字』と改題し、清水宏監督、松井千枝子、筑波雪子、鈴木伝明共演で、圧倒的人気を博した。
1922
長田幹彦作の新聞小説の映画化で、他社と競作になったが、当時他社の現代劇は女形を使っていたので、川田芳子や栗島すみ子の出演した松竹映画は圧倒的に勝った。
お初という継子が、非道な継母に苛め殺され、近所の人たちに地蔵様として祀られたという、浅草に起こった実話を哀れっぽく脚色し、高尾光子が泣き顔たっぷりに主演した。
1921
”ナイフの謙”と呼ばれるヤクザな若者は、ある日タイピストのやす江に一目惚れしてしまう。ふとしたことからやす江の妹、みつ子と知り合った謙は、３人でピクニックに出かける。ヤクザと知らず謙に心惹かれいくやす江だが。
新派の舞台から連鎖劇を経て国活の映画に出ていた井上正夫が入社し、チャプリンの「キッド」を翻案し、名子役小藤田正一を相手に主演し、野村芳亭がこれを「超大作」とした。 改编自查理·卓别林的《寻子遇仙记》（1921）
