大人気四コマ漫画家植田まさしの代表作の劇場アニメ化。
おとぼけカンパニーの社員で、マージャンと競馬が好きなフリテンくん。だが彼は調子がよく、そしてちょっととぼけた性格だ。フリテンくんは江戸時代にタイムスリップしたり、あらゆるスポーツに挑戦したり、ガールフレンドのイクエちゃんとデートしたり、強盗に追われたり、マージャンやギャンブルでバカ憑きを狙ったり……もうハチャメチャだ。
21世紀にはパチンコにもなるほど、世代を超えて大人気のギャグ漫画が原作で、映画本編は連作短編をまとめて上映する形式で作られた。製作は『グロイザーX』『Oh!ファミリー』のナックで、同社が手がけた数少ない劇場アニメである。フリテンくんのCVは、マルチタレントの近田春夫が担当。初公開時は、アニメ映画『じゃりん子チエ』と同時上映だった。
概要
外見も性格も対照的な2人の刑事、警視庁富士見署捜査課の岡野富夫(トミー)と松山進(マツ)の名コンビ(劇中では「トミマツ」、失敗時には「オソマツ」「ドジドジコンビ」と呼ばれている)が時には衝突し時には協力しながら事件を解決まで導いていく。
毎回クライマックスの格闘銃撃戦シーンで怖じ気づくトミーにマツがしびれを切らし、「おとこおんなのトミコ!」と怒鳴りつけると、トミーがその言葉に発奮して一瞬にして悪党をなぎ倒すと言う展開が定番となっていた。
全体的に明るい作風となっている。