“伊藤雄之助” 共找到 “98” 个相关影视

浦桑
正片

1953  

3

浦桑

  三流どこの補習学校教師野呂は、税務署吏員金森風吉の家に間借りしている。独身者だ。久かたぶりに銀座へ出て目をまわし、トラックに轢かれそこなった。当分右腕が利かず、学生泡田に代って黒板に字をかいてもらうが、かき賃一時間百円也を請求され、びっくりする。学校経営者の土建屋から夜間担任に格下げされ、無体な時間外勤務を強いられても文句ひとついえぬ野呂が、心ひそかに想うのは金森の娘--銀行事務員のカン子であった。カン子は無類のガンコ娘で、同僚とはりあい恋人とはりあい、張りのない野呂なんか念頭にもない。野呂と金森は散歩中、戦記物で売りだし今は時めく代議士の五津元大佐に会釈された、というので大感激、警官の甲賀をまじえ外食券食堂で五津礼讃の一くさりをはじめる。途中から一枚加わった学生泡田と甲賀が、話のはしばしに互いの身分を知り、掴みあいとなる。つられて食堂中が大格闘、野...

Nisekeiji
正片

1967  

8

恶报
正片

1956  

3

恶报

  刑期を終え、刑務所の門を出た荻原良助は妻の房と、警視庁の剣持刑事から廻されたという車に乗り込んだが、本物の剣持刑事が来たのはそれから数分後のことである。赤坂附近の濠に房の死体が上って、警視庁捜査第一課は色めきたった。剣持刑事はその夜ガソリンスタンドの主人で碁敵の栗橋を訪ねた。栗橋夫妻は孤児救済に尽力する篤志家で、勇一と晴美のほかに養女桂子がいる。平和に暮らす彼の頭痛のタネは義弟功が悪い仲間とつき合っていることだ。同じ夜、不良仲間の立話を盗み聴いて彼らの親分太田という人物に眼をつけた剣持は、キャバレー「黄金馬車」に忍び入るが、その地下室に銅版職人の荻原が監禁され、贋造ドル紙幣を作っているとは夢にも知らなかった。謎の男太田のコップを手に入れた剣持は指紋を調べたが、前科者に該当者がなく、太田の正体は依然として不明だった。翌日の正午、太田の情婦典子と手下の...

どろんこ天国
正片

1958  

8

どろんこ天国

  小学生のピンちゃんに、新しいお母さんが来た。父親の日雇亀吉が怪我をしたとき、同じ日雇のツネが手伝いにき、そのまま一緒になったのだ。ツネには連れ子があり、姉の鳥子はレストランで働き、サラリーマンの井上と恋仲だ。兄の実は住込の商店員だ。ツネは暮しを助けるためチンドン屋のビラ配りになった。ピンちゃんは仲間からそれを囃し立てられ、恥かしかった。が、ツネが学校や父兄のもとへ抗議に行き、先生が職業に貴賎はない、どんな仕事でも一生懸命やる人が偉いのだと皆にさとしたので、ピンちゃんは堂々と母のことを綴方に書くまでになった。実君が主人の金二万円を落すという事件が起った。ツネはちんどん屋のコンクールに出場し、その賞品で金の返済をと思ったが、ツネがトチって落選してしまった。長屋の連中は、同情して資金カンパを始め、ツネは金を返すことができた。鳥子は転勤する井上と結婚して...

花嫁のおのろけ
正片

1958  

6

花嫁のおのろけ

  大学の生物学助教授、広瀬武夫は、一家を背負って、三十二歳の今日まで、結婚せずにいた。だが、最近、弟の平八郎が同級生の弘子と学生結婚したのにも刺戟されて、相手を探す気になった。父の元海軍武官三吉にも、昔の部下が、やもめを見兼ねて、お嫁さんを世話するという。武夫は亡母の十三回忌までに結婚してみせると父に宣言した。武夫と復従姉のデザイナー米子は、昔、武夫と結婚するはずだったが、戦死と知らされ、船乗の伝七と結婚したのだ。今は、性格が合わず、別居しており、離婚の手続きをしていた。彼女の紹介で、武夫は花嫁学校へバイトに行き、散々な目に会う。米子の妹英子は雑誌社の女流カメラマンをしている。武夫に同情し、万年筆屋の娘や、競馬狂の娘など、次々に見合いをさせるが、全部失敗だった。九回目もだめで「試合」は延長戦に入る。武夫がこっそり男女交際機関へ入会した夜、英子はその桃色...

色迷心窍的故事
正片

1963  

2

色迷心窍的故事

  女性スカウトの段原金作は元北支派遣軍森山部隊の生き残りの勝木、八田、永田、朴らと共に、倉本元中尉から、終戦直後森山部隊長と山田兵長がイントクした時価三億円のダイヤを山分けしようと話しかけられた。その晩金作のアパートに永田と朴さんが忍びこんだ。かつて山田がこのアパートに住んでいたからだ。しかし足をふみはずした二人は、女スリスプートニックのおぼんの部屋に落ちてしまった。おぼんに色仕掛ですっかりまるめこまれた金作は、結婚資金にと、いよいよ、ダイヤモンド捜しは盛んとなった。まず部隊長を捜さなければならない。しかし、行方は仲々つかめなかった。そこで倉本はダイヤモンドを探す元手にダイヤモンドとひきかえに株をもつ話をした。勿論倉本の虚構である。輸出詐疑の常習犯である倉本が人のいい金作らを詐したのだ、やがて嘘がばれた。金作が森山部隊長をみつけたのだ。今はラーメンの屋...

太阳先生青春记

正片

1962  

6

太阳先生青春记

  信州から東京郊外の月カ丘高校に社会科の教師として赴任して来た真田大介は、「俺は太陽の如くありたい、諸君と共に太陽の如く強く明るく生きていきたい」と挨拶、太陽先生というアダナをもらった。この大介にクラス委員の桜井京子が好意を持ったが、土地ブローカーの村越作造の息子三郎、通称サブと不良仲間の石松、トミ達は事毎に大介に抗らった。歓迎宴会が料亭夢の家で行われた晩、大介は、土地のボス金山大吉に口説かれて困っている女将由起江を救ったことから、料亭の帰途、金山の乾分に襲われたが、長久寺の天竜和尚に救われた。その晩、和尚の娘ユカリから、山上教頭、村越、PTA会長の佐川らが金山と結托、学校の敷地拡張を名目に一儲け企んでいることを聞かされた大介は、金山一派と戦うことを決意した。大介は、その後夢の家に由起江の子供の家庭教師として通うようになった。このことは、彼女と大介が醜...

千客万来
正片

1962  

3

千客万来

  紅葉の秋。味が自慢の天ぷら屋天銀の一人息子小林銀之助は、幼馴染の多佳子と磐梯に登るが、旧友今村謙太郎と香取啓子たちの一行と会った。銀之助は後輩にあたる啓子が好きだった。夫に先立たれた銀之助の母うめは、店で小まめに働く多佳子を、息子の嫁にと思っている。一方、謙太郎は前川建設の有能な技師で、啓子は社長秘書。彼女の父、丸菱商事の重役香取英介と前川社長とは無二の仲で、お互の糟糠の妻である安江と正子はよき相談相手だ。香取の頼みで前川は、謙太郡と啓子を結婚させようと骨を折っているが、肝心の本人同士が一向に煮えきらない。ある夜、香取と前川がバー蜂の巣へ出かけると、マダムの京子は前川が二号として囲っている女給ツヤ子に、同じアパートの吉田という学生が熱をあげていると耳打ちした。自分の娘と同じ年頃の女の子相手に惚れたはれたでもなかろうと、前川も考えていた矢先きである。...

雑居家族

正片

1956  

5

雑居家族

  女流作家小森安江の家は夫の文吉、三十娘の音枝、二十三歳の冬太郎、七ツの夏樹の五人暮し。それに小豆島の家を出奔して来た遠縁の娘浜子がいる。桃の節句も近いある日、安江の義兄鷲兵六が、妻のおせいに出て行けと言われたと言って訪ねて来た。兵六は六十を越しているが、お人好しで身なりも粗末。三十年前、この兵六が新婚早々の文吉と安江のところへ「取引先の子だが、母親が死んだので貰ってくれ」と、抱えて来た産後間もない赤ん坊が音枝である。音枝が小学校に入る年、安江の妹小はぎは、生れて間もない男の子を残して死んだが、行先を案じた安江はその子を預った。これが今の冬太郎である。夏樹は、戦時中に安江達が仲人した夫婦の子供で、夫婦が肺病で寝込んでいるのを見兼て引取った子であった。--兵六が帰って数日後、兵六の紹介だといって斎木進という十七、八の少年が転がり込んで来た。兵六に権利金を...