弁護士矢口孝(渡瀬恒彦)は、強盗殺人容疑の被告阿部千鶴(さとう珠緒)を無罪に導く。勝訴には、先輩事務所から派遣された岡橋由基子(純名りさ)の協力もあってのことだった。妻杏子(片平なぎさ)の父の跡を受け継いできた矢口だったが、この一件でマスコミにもてはやされ、大企業の顧問弁護士に請われるなど、活動の場が広がる。それにつれ、由基子とも関係が深まってゆく。そんな矢口の前に、ある日、千鶴が現れる。歯車が狂い始める。骨太に、グイグイと引っ張ってゆく。どんでん返しにつぐ、どんでん返し。状況が変わるのにつれ表情を変えていく渡瀬。さとうの、まったりとした話しぶりが、女の怖さを増幅させる。【「朝日新聞」2002/09/28付「試写室」より引用(署名あ)】法律監修本村健太郎。ロケ協力平安祭典、BS朝日、平川館、七沢荘、品川インターシティ、日本交通公社、関西ペ...
原作 柴田錬三郎(講談社文庫刊)
源義経は衣川の非業の死に際し、名刀を残した。その一振りが縁あって源氏九郎の手に。ビデオ技術を駆使した特撮をフィルム変換して使用しているため、その部分のテレシネ変換がやや安っぽいのが惜しまれるが役者の好演で楽しませてくれる。協力:京都大覚寺。
舞踊振付:藤間紋藏
ナレーター:平光淳之助
制作会社 (制作:東映(京都撮影所)、ANB)
推理好きのさつき(片平なぎさ)が隣人枝里子(中澤裕子)の同窓会で殺人事件に巻き込まれる。2時間ドラマの女王、片平なぎさが「2時間サスペンスドラマを鑑賞するのが何よりも大好きな主婦」として周囲で起こる事件の真相に首を突っ込んでいくという主婦探偵役をコミカルに演じる。今回は第1弾に続き、さつき(片平)との名コンビ役で登場する隣人枝里子(中澤裕子)の同窓会で殺人事件に遭遇。枝里子を含む同窓生らに容疑がかかるが、果たして犯人は枝里子の仲間内にいるのか。
フリーライターの尚子(片平なぎさ)とカメラマン克也(船越栄一郎)は、取材で四国丸亀へ。着いた夜、2人の入ったうどん屋の主人岡村が路地で殺される。居合わせた2人は「レオのネコ」のダイイングメッセージを聞く。警察の調べで、事件の前日に岡村を訪ねてきた元旅役者の錦四郎(菅原文太)に容疑がかかるが。
佳澄の夫で弁護士の哲也が、自宅で心不全を起こし急死した。しかし、夫の愛人優子の告発によって佳澄に殺人の容疑がかけられる。数日後、佳澄は、哲也のベッドで、哲也の事務所の調査員呉の死体を発見する。そこで佳澄は、哲也の後輩弁護士貝塚に助けを求めるが、貝塚は警察には通報せず、死体をどこかに運んでしまい…。
白装束の若い女が犯人なのか?医師殺害の真相の謎を解いていくサスペンス。銀座の裏通りで、診療所の医師赤地の変死体が発見された。老舗の菓子屋の嫁歌子に疑いがかかる。姑の勢以の話では、歌子と赤地は肉体関係があり、二人で息子の春彦を殺したというのだ。そんな折、歌子が邸の屋根から転落死する…。
三樹子(片平なぎさ)の務める探偵事務所の依頼人、沢田(山口嘉三)が殺された。手口から、14年前に悪徳金融業者小宮山(高品剛)を殺した人物の犯行と断定されるが、事件は未解決のまま時効が迫っていた。
捜査に乗り出した三樹子は、所長の島村(坂上二郎)や姉の太重子(高瀬春奈)、奈加子(森公美子)と、事件の前に被害者が訪れていた大牧温泉に向かう。やがて浮かんだ容疑者、柚木(若林豪)にはアリバイがあった。