侠和会本部長の田村悠人(山口祥行)は、東龍会から怪我を負わされた子分の虎のケジメを取ろうとするが、東龍会は衆議院議員である角川(加藤啓)に仲裁を依頼する。
しかし角川は、私利私欲にまみれた本性を侠和会若頭の氷室蓮司(本宮泰風)に瞬時に見抜かれ、逆に蓮司らに弱みを握られてしまうのだった。
そして突然、氷室に襲い掛かる覆面姿の暴漢達。同じ頃、田村の元にも暴漢達の銃撃が襲い掛かってくる。
昭和30年代、関東の任侠組織を結集させた関東極道連合会の発起に一役買った関東右翼任侠連合国士会々長守川(千葉真一)は、連合会発足前、共産党が武装蜂起した際に武力で鎮圧する反共抜刀隊を名乗り、博徒部隊と的屋集団を結集させていた。そして、同時に若き頃の守川がいかにして国士会々長まで上り詰めたのかを同時進行でを描く。
歩いていれば事件にぶち当たる場所ーーー歌舞伎町が今宵も炎上する!!
刑事は言う。「やくざが偉そうに歩く時代は終わった」。そして、街には無法者が野放しで歩き回っている。トミー(山口祥行)とブチ(鈴木みのる)のコンビは、助ける振りをして女も好き放題にし、キャバクラでも料金を踏み倒し、そして、1泊1200円の駐車場の車でその日暮らしをしていた。しかし、ある時カモにしようとした店のバックのやくざと揉めてしまう。逆に金を毟り取ろうとするが、極道の本気を知ることとなるのだった。
名倉(中野英雄)を逃がしたことで浅利組を破門され暇を持て余していた柏木圭太(中村憲刀)は、ある日、国吉隼(与座重理久)に呼び出される。2人は、有名IT企業社長の細根から会員制の秘密クラブドラゴンレディーの高級娼婦李静(赤井沙希)に魅了され、自分だけのものにしたいと相談を受けることとなる。なんと、成功報酬は、1000万円。だが、李静の影には中国マフィアが潜んでいた。行き着く先は天国か、地獄か。
韓国で収監されていた黒木組組長の黒木(小沢仁志)は、ある男の殺害を条件に出所を早めるという取引を持ち掛けられる。ターゲットは、日本で育ち、今は韓国マフィアの幹部をしている男梶達彦(白竜)だった。黒木は覚せい剤取引を装い、梶とのコンタクトに成功するが、一瞬で背後を取られ絶体絶命のピンチに。梶は、「お前も捨て石に過ぎない」と一言を残し、姿を消してしまう。2人の男は、それぞれの決着をつけるために、舞台を日本に移して激突する。
か弱き女を騙し、脅し、堕とす卑劣なやくざ組織を殲滅するために、織田と仲間たちが動き出す。古都京都を舞台に繰り広げられるバイオレンスドラマ第2弾。監督は、吉田由一。建設会社アスカ産業を営む青年実業家の織田(本宮泰風)には、京都に蔓延る悪を倒す自警団のリーダーというもうひとつの顔があった。京都の街を根城に女を騙し、売春に陥れる商売でシノギを削る新興のやくざ組織村上組の影を察知する織田。同じ頃、部下の金山(山口祥行)が惚れた女が村上組の罠に落ちる。救出に向かった金山だったが、逆に拉致される。街を汚す者は決して許さない。織田と仲間たちは、金山奪還に向かうのだった。