「就職マガジン」の記者亜木子(斉藤慶子)と、幸せだった新婚時代を早くも過ぎ、今や夫婦仲もマンネリ気味のカメラマンみどり(久本雅美)。この、いつもの凸凹コンビが、体験取材でハウスキーパーに扮し、広告代理店勤務の独身貴族浜口(川本淳一)のマンションを訪れる。しかし、あろうことか、二人は浜口の墜死体を発見してしまう。遺書も残されていたため、警察は、自殺として片付けようとしていた。
しかし、亜木子は不審に思い、風呂場に残されていた温泉の素を手掛かりに、編集長の田島(若林豪)を説得の上、みどりと共に、丹沢にある七沢温泉の老舗旅館玉川館に仲居の体験取材を装って出かけることに。 玉川館の女将は、まだ24歳の麻子(大路恵美)。彼女こそ、浜口の部屋に飾ってあった写真の中で、浜口と共に写っていた女性である。早速、亜木子とみどりは、その旅館に泊まることに。
その夜...
家光暗殺をたくらむ謎の集団と、大久保彦左衛門が組織し将軍を護衛する『7人の怪人』。その死闘を描く。三代将軍家光(円谷浩)を暗殺しようとする密謀が企てられた。対策を依頼された大久保彦左衛門(金田龍之介)は護衛を宮本武蔵(北大路欣也)、芥川七郎兵衛(村上弘明)、由比正雪(渡部篤郎)らに命じる。歴史上の人物と架空の人物が巧みにからみながら、ハリウッド映画的な雰囲気を持たせた娯楽時代劇。
旗本三浦銀之助のもとに奇怪な話が伝えられた。両国の水茶屋の亭主が、甲州七面山の山中で、銀之助の親友鈴木栄吾に遭遇したという。甲府勤番に役替となった栄吾は、通告によれば、十日前に死んだとのことであったが…。 直接亭主に会おうとした銀之助だったが、亭主はすでに何者かによって殺害されていた。他方、岡っ引の常吉は、子分と共に事件の調査に乗り出す。 銀之助は、栄吾が小梅にある社「青日明神」を信仰していたことを知るが、その社は「釘〆ニ閂」の神紋や金槌の図柄の絵馬という変わった特徴を持っていた。 真相究明のため、銀之助は甲州街道を西へ向かう。事件探索への黒い圧力に突き当たった常吉も、そして栄吾を慕う女性も続いて甲州へ後を追う。 甲州の隠れ里へ足を運ぶ銀之助に接近する謎の暗躍者。出現する第二第三の死体。甲斐の歴史に導かれた策謀事件の顛末は…。
在日華僑総社の会長呉天童の一人息子竜馬は、いたって純情な青年である。中古のコンソルを買うために貯めた貯金が二十万円ある。まだ二十万円足りない。友達のサキ子がシャンソン歌手になるといいだし、喫茶店「キキ」で、後援会をこさえたり切符をさばいたりするのに忙がしい。「キキ」のマスター宍倉もマネージャーを買って出た。サキ子は父親の貞造をくどき落すのに竜馬と宍倉に同行を頼んだ。竜馬が呉天童の息子だと聞くと貞造の風向きが変った。神戸にいる竜馬の叔父呉天源は大商人だった。バナナ仲買人として年に二五〇カゴ扱っている貞造にとって、四〇〇〇カゴもの輸入許可証を持っている天源は羨望の的であった。権利を少しわけてくれるように頼めば、二十万のリベートを出すと言った。コンソルが買える。竜馬は天源を訪ねた。一八〇〇カゴの輸入許可書をくれた。竜馬はサキ子と自動車の中古市へ行ったが、コ...
2010年春季 フジテレビ 日剧SP
第1話「オレオレ詐欺をかもにしてやる」
伊知割イシ(市原悦子)は参加した敬老会の旅行のバスで、石塚恒子(野際陽子)と知りあう。恒子はいたずらで評判の“イジワルばあさん”のイシに出会えたことをうれしがり、イシと一緒に観光客にいたずらを仕掛けることになる。イシのいたずら案に恒子は「出来ないわ。」と最初こそ拒んでいたのだが、実際いたずらを仕掛けてみると気持ちがスーッとし、楽しんでいたずらを仕掛けていくようになっていった。
イシにすっかり心を許した恒子は、“オレオレ詐欺”に遭って、50万円をだまし取られたことをイシに告白する。イシがその話を聞いて、「年寄りをだますなんて許せないじゃない!」と怒りを感じていると、そこへイシの電話が鳴り…。
第2話「意地悪できるのが幸せなのさ」
伊知割イシ(市原悦子)は、四十年前に息子たち...
一段禁忌之恋,让两个孤单的人儿愈加孤单。逃离了混乱破败的家庭,青年水尾深(坂上忍 饰)漂泊到一个偏远的海港小镇,决定忘记过去转而开始新的生活。他的母亲凉子(岩下志麻 饰)也决心不再顾惜业已死亡的婚姻,放弃了优渥的生活,追随儿子的脚步离开东京。她辗转找到小深,然小深已经结交女友(岡本かおり 饰),曾经的禁忌之恋让他们走得太远,深深的伤口难以愈合。小深一方面不愿回望过去,一方面又对靠近母亲的男人心存嫉妒。凉子在小镇安顿下来,绰约的身姿和雍容的气质吸引了无数人的目光。她一心等待儿子回到身边,只是在这闭塞的小镇里,他们的爱恋更加看不到未来……
本片根据北泉優子的同名小说改编,并荣获1986年日本电影金像奖最佳剪辑奖、1986年每日电影最佳艺术指导奖。