『SCORE』の小沢仁志と室賀厚のコンビで贈るアクション第2弾。ラッツの銃弾を喰らい瀕死に陥っていたジョーカーだったが、涼子の献身的な看護で息を吹き返した。悪党稼業を副業にしているBJと再会し、ラッツの居場所を突き止め、怒りの銃弾を放つジョーカー。しかし、その頃、涼子の背後に組織の影が近づいていた…。
戦乱か、統一か? すべてはこの侠たちに託された。日本のヤクザ世界をエンタテインメント性豊かに描く村上和彦の企画による、『実録名古屋やくざ戦争』シリーズ完結編。監督は、石原興。新たなメンバーを加えた新執行部を得た山王会直参城道会は、名古屋統一の大義を掲げ、激動の時代の荒波が待ち受ける大海原へと大いなる船出をすることとなった。そんな矢先、組員の引き抜き問題に端を発し、山王会と羽山組による“山羽抗争”の火蓋が切って落とされた。城道会西山組幹部笹本を射殺された山王会は、羽山組系河口興業事務所への発砲を皮切りに、大阪を主戦場として本格的に報復攻撃を開始する。暗殺専門のプロ集団勇仁会を中心に、山王会は羽山組への怒濤の攻撃を仕掛けるのだが。
フィリピンのスラムで、血の繋がらない兄妹として生まれ育ったトニー(小沢仁志)、マックス(小沢和義)、レイ(大山なつ)。彼らはジャッピーノと呼ばれ差別される日本人とフィリピン人との混血児だった。マックスとレイは、ささやかな幸せを掴んでいたが、トニーは酒とドラッグに溺れながら、未だに社会の底辺を彷徨っていた。そんなトニーにチャンスが訪れる。トニーはボスであるアイク(遠藤憲一)を裏切り殺害し、アイクの麻薬密売の権利を手にする。そして、暴力の限りを尽くし、仲間を増やしながら勢力を拡大していく。しかし、その破滅的な運命はマックスとレイまで巻き込んでいく。血で血を洗う戦いの中で、次々と大切なものを失っていくトニー。欲望と裏切りの果てに、兄妹の絆が見たものとは!